g.o.d「コンサートのことを考えるとパワーが漲る」

 人気グループのg.o.dは今年、新たな冒険に挑んだ。今年7月から9月まで、45回にわたる長期公演を行い、クリスマスに5thアルバム『手紙』をリリースしたのと同時に、後半の公演に突入した。

 今回の公演は来年3月末まで55回行われ、合計して100回に及ぶ公演になる。他のグループには見られない、オールライブ公演にも挑戦する。

 「前半45回分の公演を終えて実力がだいぶ付きました。g.o.dの曲は元々ラップが多いのですが、今回は歌とラップが半々程度になります」(デニー・アン)。「僕とデニー、テウも一曲ずつ作りました。これからは徐々に僕たちが直接参加することが多くなるでしょう」(ソン・ホヨン)

 相変らず朴ジニョンはg.o.dのゴッドファーザーとして、ニューアルバムの13曲中、8曲の作詞作曲を務めた。しかし「以前はジニョンさんが僕たちをリードしてくれたが、これからは僕たちがリードする」と言うのがメンバーたちの言葉だ。

 タイトル曲の『手紙』は、ソウルとヒップホップを融合させたg.o.dならではのバラード。獄中にいる囚人が愛する女性に書いた手紙の内容を歌った。この曲につながる『Report To The Dance Floor』は、朴チュニョンをはじめとするメンバーの迫力あるラップとリードボーカル金テウのハスキーボイスが引き立つダンスナンバー。

 この他にも口ずさみやすいラップやメロディーの曲の数々がアルバムを満たしている。ハム・チュンホ、サム・リーなど錚々たるセッションメンバーの演奏は、ボーカルメインの音楽の背後から完ャ度を高めている。

 「僕たちをダンスグループで、踊るボーイグループだと言います。必ずしも間違った表現ではありません。でも、その言葉の中に溶け込んでいる感じが嫌いです。それを壊すために100回に及ぶ公演をスタートさせることになったんです」(朴チュニョン)。

 「初公演から今まで50回の公演を一日も欠かさずに来てくれたファンも多くいます。そんなファンのために、大変でも100回の公演にチャレンジするのです」(ユン・ゲサン)

 何が彼らのアルバムをミリオンセラーにし、コンサートも50回連続でソールドアウトにさせるのか。「はっきりと断言できるのは、本当に楽しいからなんですよ。2週間毎に公演の構成は変わるんですが、何しろアドリブが多いんです。コンサートのことを考えるとパワーが漲ってきます」(金テウ)

 g.o.dは今回のアルバムをもって所属事務所との契約が終わる。その後について尋ねると「考える暇もなかった」としながら、「はっきりしているのは、g.o.dはいつもファンの側にいるということ」と答えた。

韓賢祐(ハン・ヒョンウ)記者
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