2003年に公開される映画の中で観客の期待を集めている作品は何だろうか。
映画サイト「ノーカット(www.nocut.co.kr)」が、今月6日からの1週間にかけて2295人の会員を対象に実施したアンケート調査の結果、韓国映画では韓石圭(ハン・ソッキュ)、高素栄(コ・ソヨン)主演の『二重スパイ』が31.2%の支持を得て最も期待する作品に選ばれた。
韓国映画の期待作2位はペ・ヨンジュン、全度妍(チョン・ドヨン)、李美淑(イ・ミスク)主演の朝鮮時代を背景にしたラブストーリー『スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞』(10.6%)、3位は「華城(ファソン)連続殺人事件」を扱った宋康昊(ソン・ガンホ)主演の『殺人の追憶』(9.4%)がそれぞれ選ばれた。
来年公開される洋画の続編のうち最も期待される映画は、キアヌ・リーブス主演の『マトリックス・リローデッド』(46.5%)が1位に選ばれた。
2、3位は12年ぶりに公開される『ターミネーター3』と『チャーリーズ・エンジェル』(12.5%)がつけた。
しかし、このアンケート調査から『ロード・オブ・ザ・リング』第3部と『ハリー・ポッター』第3部が除外されており、この調査のみで来年の洋画期待作に関する観客の意見を判断するのは難しい。
同サイトのアンケート調査で2002年最高の洋画には、昨年末に公開された『ロード・オブ・ザ・リング』(35.9%)が1位に選ばれ、以下『アイ・アム・サム』(20.5%)、『千と千尋の神隠し』(14.9%)、『ハリー・ポッターと賢者の石』(8.2%)と続いた。
2002年最高の韓国映画には『オアシス』が回答者の33.6%の支持を得て『家へ…』(25.5%)や『公共の敵』(11.2%)を抜いて1位に輝いた。
また「食傷気味の演技から脱した新しい姿を見てみたい俳優・女優」には、崔岷植(チェ・ミンス/24.8%)と李英愛(イ・ヨンエ/19.0%)が1、2位に選ばれた。
一方、話題作のうち、最も失望した映画には『マッチ売り少女の再臨』が71.1%という圧倒的な票を得て1位に選ばれた。
120億ウォンを投入した『マッチ売りの…』の惨敗は、クァク・キョンテク監督の映画『友へ-チング』をめぐる暴力組織の巨額奪取の事件騒動を抜き、2002年映画界の“最もショッキングな事件”に挙げられた。