「韓国ロックのゴッドファーザー」申重鉉(シン・ジュンヒョン/64)氏が1960~70年代の自分の曲を新たに演奏し、歌ったアルバム『ボディー・アンド・フィール(Body & Feel)』をリリースした。
自分のスタジオである「ウッドスタック」で録音した2枚組のアルバムで編曲、歌、録音などすべての過程を自ら担当した。次男でギターリストのシン・ユンチョル氏が一緒に参加し、ダビングを排除した「スタジオライブ」の形を取っている。
1曲目の『未練』から18番目の『美しい江山』まで、50年間、ギターと共にして来た“小さな巨人”の魂が溶け込んでいる。
彼自ら歌まで歌っているため「鑑賞用」としてはどんなものか、各自聴く人が判断することではあるが、「リアルミュージックの大衆化」のために作ったという意味のある作業だ。
彼はアルバムの中にこのように書いた。「真の音楽は、作って歌った人の魂が溶け込んでいるものであり…、私のこのような意地が後輩たちに勇気と希望となることを願いたい」。