「今年のデザイナー賞」を受賞したルビナ氏

 70年代の人気ファッションモデルでシャンソン歌手としても活動したファッションデザイナーのルビナ氏が、韓国ファッション協会が選ぶ「今年のデザイナー賞」を受賞する。

 「ルビナの名前でスタートしてから22年ですが、常に怠けてはならないと言い聞かせてやってきました」

 周りの人々が“仕事中毒”と呼ぶほどにただ一筋、服を作る事だけに専念してきたルビナ氏は、今でも1メートル72センチのすらっとしたスタイルを維持し、すぐにでもファッションモデルの舞台に復帰できそうな雰囲気を持っている。

 個性的でお酒落な人物として評判の彼女は「どんな服でも自然に着こなすことが最も美しく見える方法」としながら、「おどおどとせずに堂々と着こなしてほしい」という。

 女性が美しくなるために最も気を配らなければならない重要なことは“まめになること”だというのがルビナ氏の持論だ。「平凡なルックスでも常に気を配っていれば、いつまでも美しさを維持できる」という。

 ルビナ氏は華麗で、時には破格的なデザインの服を作るデザイナーとして知られているが、質素な生活をすることでもファッション界では有名だ。「裏の白い紙は捨てる必要がありません。スケッチに使えますから」

 クリップが置かれている丸い磁石も20年間、彼女の机にある。毎年、社会福祉施設を訪れてボランティアを行っているルビナ氏は、受賞が発表された17日にも京畿(キョンギ)道・光明(クァンミョン)の老人ホームと知的障害者施設を訪問していた。

朴善二(パク・ソンイ)記者
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