『酔画仙』が青龍賞の作品・監督・撮影賞を受賞

 朝鮮時代の天才画家、張承業(チャン・スンオプ)の生涯と芸術を描き、カンヌ国際映画祭で監督賞受賞の快挙を成し遂げた『酔画仙』(制作:テフン映画社)が、第23回青龍(チョンリョン)映画賞でも最優秀作品賞、監督賞(林権澤(イム・グォンテク)監督)、撮影賞(鄭一成(チョン・イルソン)撮影監督)を受賞した。

 12日午後8時から国立劇場ヘオルム劇場でスポーツ朝鮮主催、朝鮮日報-KBS後援、大象(デサン)グループ協賛で行われた青龍賞の授賞式で、主演男優賞は『公共の敵』(康祐碩(カン・ウソク)監督)で無慈悲な刑事役を演じ、コミカルな演技を披露した薜景求(ソル・ギョング)が、主演女優賞は『密愛』(ビョン・ヨンジュ監督)で、夫の浮気を知り、自身も不倫に陥る女性を演じた金允珍(キム・ユンジン)が受賞した。

 男女助演賞はユ・ドングン(『家門の栄光』)、ソン・ユナ(『光復節特赦』)が、韓国映画最高興行賞は『家門の栄光』(テウォン・エンターテインメント制作)がそれぞれ受賞した。人気スター賞はチョン・ジュンホ、チャ・テヒョン、金ジョンウン、全度妍(チョン・ドヨン)が受賞した。

 この他に脚本賞は朴ジョンウ氏(『光復節特赦』)、技術賞はチャン・ソンホ氏(『2009ロストメモリーズ』のコンピューターグラフィック)、新人監督賞は金インシク監督(『ロードムービー』)、新人男優賞はファン・ジョンミン(『ロードムービー』)、新人女優賞はムン・ソリ(『オアシス』)がそれぞれ受賞した。

 授賞式で林権澤監督は「賞を受賞するとは思わなかったので、まともな服装で来なかった」と笑い、映画のために絵を描いた韓国画の教授に特別な感謝を表した。

 男優助演賞のユ・ドングンは受賞作のタイトルに引っ掛け「家門の栄光です」と語って爆笑を誘った。『オアシス』のムン・ソリは「制作者の明桂南(ミョン・ゲナム)代表、李滄東(イ・チャ ンドン)監督が欠席され、私一人の受賞で残念」と語った。

金明煥(キム・ミョンファン)記者
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