キムチチゲの値段で味わうフグへジャンクッ「フグの村」

 昨夜はちょっと飲み過ぎたという人は昼食に豆もやしとセリがたっぷり入った辛いフグへジャンクッ(ヘジャンクッ=海産物や肉類と野菜を煮込んだ辛いスープ。二日酔いの時に飲むスープの意)はいかがだろうか。 

 白菜と鶏の足、フグの頭のほか、各種海産物を惜しみなく使い、5時間程煮込んだスープに、釜山(プサン)から空輸したフグを入れてグツグツ煮た「フグメウンタン(メウンタン=海産物などを使った辛いスープ)」(6000ウォン)の辛いスープを飲みほせば、体中から汗が吹き出してくる。二日酔いには効果てき面だ。

 さっぱりしていながらもシコシコした歯触りを持つフグの身と、辛い薬味ソースにつけて食べる豆もやしとセリは“おまけ”だ。 

 ナクチ(足の長い小さなタコ)と渡り蟹、貝、エビ、イガイがフグと共に調理される「フグ海産物チム(チム=とろりとしたソースがかかっている蒸し料理)(2万~3万ウォン)とフグ海産物鍋(3万~5万ウォン)は酒がすすむメニューだ。  

 10年以上プラザホテルなどの有名日本料理店でフグ料理を専門に調理してきた厨房長の李サンギ(33)さんの腕前は、フュージョンフグ料理でも発揮される。

 フグ1匹ほとんど丸ごと揚げたフグのカツや天ぷら、フグ餃子などはフグ特有の淡白な味とサクサクとした歯触りを持つこの店だけの特別メニューだ。安く、見た目もきれいなので、若者たちの口にも合いそうだ。 

 このすべてのメニューを1度に味わってみたい時はコース(1人分2万ウォン)を注文すればOK。ここにはフグの皮の和え物とまぐろの刺し身、カボチャのお粥も追加される。営業時間午前10時半~午後10時半。

(02)554-7088

スポーツ朝鮮=ナム・ジョンソク記者
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