ミュージカル『FOOT LOOSE』のヒロイン ソ・ジヨン

 スリーサイズを測ってみたい女性は?と聞かれたら、ミュージカル女優のソ・ジヨン(34)を挙げる。

 ミュージカル『FOOT LOOSE』(ディーン・ピッチフォード原作、李ジョンフン演出、トム・スノウ作曲/19日~来年3月2日/蓮崗(ヨンガン)ホール)で情熱的な女子高生、エリエルを演じながら歌う彼女の体は、舞台の上ではち切れてしまいそうだ。

「エリエルはタフでセクシーで本当に気に入っています。私は美しくて大人しい役は嫌なんですよ」

 このミュージカルはアメリカの田舎町の高校生たちが、保守的な大人たちと対立して町の雰囲気を変えるという内容だ。この夏、2カ月弱の初公演を行った。華麗なダンスと歌が多く、男性主人公のレンはダブルキャストだったが、女性主人公はソ・ジヨン一人で107回を“完走”した。今回も同様だ。

「あまりにも大好きな役なので、ダブルキャストにはしたくありませんでした。一人で演じるって意地を張ったんです。インフルエンザの予防注射まで打ったので、100回どころか1000回でもまったく問題ありません」と、まるで劇中のエリエルの性格のように挑戦的だ。

 ソ・ジヨンは『FOOTLOOSE』の初演で披露した演技で「2003年キリスト教文化大賞」ミュージカル部門の受賞者に選ばれた。『パラダイス~愛のテーマ(Almost Paradise)』、『ヒーロー(Holding out for a hero)』といった往年のポップソング16曲を公演毎に披露する実力は、並みの歌手に引けを取らない。

 テレビやラジオの音楽番組に出演キると、「歌手デビューしてはどうか」というオファーも結構受けるという。「でも私はミュージカル以外には関心がありません。

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李圭鉉(イ・ギュヒョン)記者
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