金ヘスが張禧嬪にキャスティング

 健康美が魅力の女優、金ヘス(32)が11月6日からスタートするKBS第2テレビの大河ドラマ『張禧嬪(チャン・ヒビン)』のタイトルロールにキャスティングされた。 KBSドラマ制作局の尹興植(ユン・フンシク)局長は、「21日の晩に金ヘスに会い、ドラマ出演の合意に至った」とし、「ギャランティは1回の出演につき600万ウォン以上で、ドラマ史上最高の待遇になる」と語った。

 『張禧嬪』はKBSが社運を賭けて企画した時代劇で、多くの視聴者の期待を集めていたが、肝心の張禧嬪役が決まらず、制作進行に支障をきたしていた。KBS側は李英愛(イ・ヨンエ)、ソン・ユナ、金喜善(キム・ヒソン)、金賢珠(キム・ヒョンジュ)らに相次いでオファーを申し入れたが、全100回という長期に渡る時代劇のため、他の活動が制約されると断られたという。しかし、「金ヘスは張禧嬪役に積極的な関心を示していた」とマネージャーの朴ソンヘ氏が伝えた。

 尹局長は「金ヘスはさまざまな年齢層から幅広く支持される数少ない女優の一人」としながら、「契約条件のために意見衝突もあったが、本人の情熱が並々ならず、良い結果が期待できるだろう」と語った。

 “妖婦”の代名詞と言われる張禧嬪の生涯は、劇的要素に溢れているため、既に何度もテレビドラマ化されている。82年のMBC『女人列伝-張禧嬪』で李美淑(イ・ミスク)が、88年のMBC『朝鮮王朝五百年-仁顯(インヒョン)王后』で錢忍和(チョン・インファ)が、95年のSBS『張禧嬪』でチョン・ソンギョンがそれぞれ張禧嬪を熱演しA強い印象を残した。

 今回制作される『張禧嬪』は、張禧嬪と仁顯王后のし烈な戦いと同時に、政争の渦の中で王権強化のために力を尽くす肅宗(スクジョン)の姿も丁寧に描かれる予定。肅宗役にはMBC『許浚(ホ・ジュン)』に出演したのチョン・クァンリョルがキャスティングされた。

 しかし、依然として仁顯王后役が決まらず、金ヘスも映画『浮気家族』のロケを控えており、『張禧嬪』は前途多難の状況にある。

チェ・スンヒョン記者
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