ソ・テジのプライドが粉々に崩れ落ちた。今月26日、ソウル・蚕室(チャムシル)メーンスタジアムで開催される予定だった「2002ETPFEST」コンサート会場が電撃的に蚕室補助競技場に変更されたからだ。
今回のコンサートを主催するソ・テジカンパニー側は18日、前売券の売り上げが極端に伸び悩み、緊急対策会議を開いて蚕室総合競技場側にコンサート会場の変更を要請した。当初、5万人の観客を予想して進められた今回のコンサートだったが、この日までの前売券の売り上げは1万2000枚あまりに過ぎず、前売券の販売が極度に少ない状態だ。
最近は1日平均の前売券の売り上げが300枚水準に落ち、このような状態が続いた場合、当日の観客数は1万5000人あまりにとどまる可能性があるとされてきた。
従って、蚕室メーンスタジアムでコンサートを強行した場合、ソ・テジはがら空きの客席を見ながら白けたコンサートをするという屈辱を受けることになる。このような危機意識によって、ソ・テジ側は、コンサート会場は小さくても、満員の観客の中でコンサートをした方が良いと判断したと伝えられた。
蚕室補助競技場は2500席規模のコンサート場で、スタンディングコンサートをした場合、1万5000人まで入ることができる。90年代の歌謡界をリードしたソ・テジが、2000年に続き、野心を持って準備した今回のコンサートが大幅に縮小したのは、ソ・テジ個人だけではなく、歌謡界としてもショックな出来事だ。
特に、ソ・テジをはじめ、YGファミリー、Diabloなど、韓国の人気ロックバンドはもちろん、RIZE、Dope Headz、SKRAPEなど、日本や米国の人気ロック歌手も出演する国際的イベントという点で、更に驚くべき結果として受け入れられている。
この補助競技場ではメーンのコンサートに先立ち、25日、国内のインディーズバンドが「2002ETPFEST前夜祭」を開催する場所。ソ・テジはこの日、コンサートには出演せず、ファンへの挨拶と共に、後輩ロック歌手を激励するために会場を訪れる予定だ。