「世界的な食べ物として人気を集めている韓国キムチの全てを紹介します。全家族が一緒に見物して、味見して、直接着けて持ち帰ってください」
「文化と味の都」光州(クァンジュ)で16日から5日間開かれる「第9回光州キムチフェア」の準備に余念のない魯珍植(ノ・ジンシク)光州市観光課長は、「“キムチフェア”は、韓国の伝統的なキムチの優秀性を世界に広く知らせてキムチ産業の国際競争力を高め、内外の観光客を誘致する生産的な文化観光イベント」とし「今年のキムチフェアでは来場客が直接参加して体験できるプログラムを大幅に強化した」と述べた。
94年から始まった「光州キムチフェア」は、古くから「味の都」で知られてきた地域の特性を十二分に生かした食べ物祭りで、文化観光部によって2002年「優秀文化観光祭り」に選定された。
「5000年来のキムチの味、光州から世界に」というテーマの下で光州私立民族博物館で行われる今回のフェアの目玉はキムチ展示。「キムチ生活館」、「未来ビジョン館」、「文化・芸術イベント館」の3つの展示館で約590種のキムチと600点の関連資料が展示される。
「キムチ生活館」には、キムチの歴史と由来、キムチの漬け方、郷土・季節キムチ、寺院・薬用などの特殊キムチ、塩辛や漬物などが展示され、「未来ビジョン館」では、世界16カ国の漬物やキムチを応用した料理、朝鮮民主主義人民共和国のキムチ、子供向けのキムチ、キムチメーカーが開発した新商品などが紹介される。
会場では、毎日キムチ競演大会も開かれる。外交官、小学生、キムチメーカーの職員、飲食店、外国人、共働きの夫婦など、15分野から250組が参加し、キムチ漬けや応用料理部門で腕を競う。子供らが直接魚を取り、大根や白菜などの野菜や植物にさわって体験する「自然学習場」も運営する。
魯課長は、「キムチフェアの本番に先立ち、先月末大阪で開いた『2002光州キムチフェア in JAPAN』で、韓国のキムチに対する日本人の熱い反応を実感した」とし、「これから東南アジアと中国のキムチメーカーも交えて世界的なフェアに発展させていく計画」と述べた。