「テレビでも創作アニメを義務的に放送すべき」

 それぞれのテリトリーだけで活動してきた漫画、アニメーションの関連団体が初めて団結した。今年9月26日、ソウル・リッツカールトンホテルで創立報告会を行った「韓国漫画・アニメーション団体協議会」がそれだ。

 アニメーション製作者協会を率いる「ソンウエンターテインメント」の姜漢営(カン・ハンヨン/55)会長がこの会の責任者を務めた。今回の協議会にはアニメーション製作者協会をはじめ、アニメーション芸術人協会、ウリ漫画連帯、漫画アニメーション学会、漫画出版協会などが参加した。姜会長に会い、発足の背景と今後の計画などを聞いた。

-出版漫画とアニメーション団体が一堂に会したのは初めてだが、その意味とは。

「今までは各自、自分たちだけの集まりがあった。しかし、すでに文化コンテンツ産業が拡張され、これを共同で行う例が目立っている。共同政策開発も現時点で急がれている。各団体の会長がそれぞれ理事を務め、この会が発足した。まだ社団法人にするかどうかは決まっていないが、状況に合わせて対処するつもりだ」

-単純に利益団体で終わらせないためにも、具体的な実践計画が必要に思われるが。

「各団体の推薦委員で構成された実務委員会が間もなく召集される。毎月集まり、アイディアを出し合うことになるだろう。また、理事会も2カ月に一回行われることになる。一団体の利益ではなく、漫画やアニメーションが共に発展することができる政策の代案を示すことになるだろう」

-協議会が考える最も至急な当面の課題は?

「アニメーションではやはり放送法の改正だ。映画のスクリーンクォーター制のように、テレビで創作アニメーションの義務放映に関して、総量制を施行する形に法が改正されなければならない。出版漫画サイドでは流通に対する整備、改善及び著作権保護の問題を研究することになるだろう。オンラインでの製作管理と流通システムの構築も準備している」

-今回の結成過程で漫画家協会が外れたが。

「さまざまな事情で共にスタートすることができなかったが、近いうちに合流するのもと考えている。

最終的には漫画発展のために結成された組職なので、協力できるはずだ」

魚秀雄(オ・スウン)記者
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