演劇俳優の尹石花(ユン・ソクファ/47)が歌うモノドラマ『花園で』を10月10日から11月22日まで自身の小劇場で公演し、同タイトルのアルバムも発表する。劇場「精美所」は、尹石花が発行人を務める『月刊客席』の大学路(テハクロ)ビルの1、2階に新たにオープンした小劇場。配管や鉄筋をむき出しにした内装に仮壁を設置して木製の椅子を置き、独自の雰囲気を演出した“アイディア空間”だ。
尹石花が1990年の『声』以降12年ぶりに演じるモノドラマ『花園で』は、演劇とコンサートを融合したユニークなスタイルを取っている。固定されたフレームから脱し、俳優として女性として暮してきた47年間の人生をナレーションと演劇で描く自伝的な舞台だ。尹石花は「芸術が開花する美しい小劇場が作りたくて、私が直接初の舞台に立つ」とし、「今回の公演で子供の頃に姉から教わった童謡も披露して、芸能生活27年間の舞台裏の哀歓も聴かせる」と語った。
演技と歌唱力に優れた“万能タレント”らしく、劇の所々で趙東振(チョ・ドンジン)の『スミレ』、アンドリュー・ロイド・ウェバーの『I don’t Know how to love him』、鄭薫姫(チョン・フンヒ)の『花園で』など、場面に合わせた曲の数々を披露する。これらの曲を10曲集めた『花園で』というタイトルのアルバムも公演と同時にリリースする。
ピアニストの金グァンミン、盧英心(ノ・ヨンシム)やグループ「詩人と村長」などが伴奏を自ら希望してアルバム制作に参加した。「精美所」では年末に歌手の楊姫銀(ヤン・ヒウン)のコンサートや朴正子(パク・チョンジャ)の演劇公演も行われる予定だ。
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