閔海景が3年ぶりにカムバック

 閔海景(ミン・ヘギョン)がニューアルバム『Rose』を引っさげて帰って来た。『あなたと私』以降、ちょうど3年ぶりのカムバックだ。閔海景は1980年代から90年代にかけて、『私の人生は私のもの』、『君の姿は薔薇』、『会いたい顔』など、多数のヒット曲を生み出し、人気を博したスターだ。今年でデビュー23年目を迎える閔海景はこの間に結婚し、5歳になる娘を持つ母親になったが、女性らしい魅力は今も変わっていない。

 「何事も常に自信を持って、肯定的に考えます。子育てをしているので以前のようには歌手活動に専念することはできませんが、その分、人生を描いた歌を歌えるようになったようです」

 人気絶頂だった頃、情熱的な“ダンススター”として脚光を浴びた閔海景は、3年前にバラードだけを収録したアルバムをリリースして注目を集めた。今回はその中間を選んだ。激しいリズムのバックでため息のような哀愁を表現したラテンサルサ『Rose』をタイトル曲にし、残りの曲の大部分はリラックスした雰囲気のバラードを収録した。

 ファンキーな『愛そして嘘』、透明なソプラノサックスのイントロが心地よいポップバラード『童話の終りのように』など、さまざまなスタイルの曲を柔らかく豊かに歌い上げている歌唱力は、やはり閔海景らしい。恋人や夫婦の切ない愛と憐憫をリアルに描いた歌詞も胸に響く。

 今回ファンサービスで2枚組のベストアルバムもリリースした閔海景は「今回はセクシーでクールなダンスを披露しようと思って、2カ月間ジャズダンスを練習した」と笑った。

権赫鐘(クォン・ヒョクチョン)記者
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