クァク監督がチョ・ソンモのミュージックビデオを演出

 歌謡界と映画界のビッグスターがタッグを組む。

 トップ歌手のチョ・ソンモが10月15日に発売予定の5thアルバム『ジ・エンド(The And)』のタイトル曲『僕のものなら』(仮タイトル)のミュージックビデオをクァク・キョンテク監督が演出する。

 今月19日から米ニューヨークで一週間、オールロケで撮影される『僕のものなら』のミュージックビデオ『ア・ニューヨーク・ストーリー(A New York Love Story)』は、一周年を迎えた米同時多発テロ事件を題材にしたことでも注目されている。

 このミュージックビデオは、両親の運営するマンハッタンのクリーニング店でアルバイトする清純な在米同胞の少女と、米同時多発テロの救援活動で命を落とすニューヨーク消防局(NYFD)の隊員の在米同胞青年との切ない別れを描く。

 監督デビュー以来、初のミュージックビデオに挑戦するクァク・キョンテク監督は、毎秒90フレームの撮影が可能な高速撮影を用い、まるでスローモーションを見るような感じで溢れる情感と柔らかい質感を表現する。

 また、洋画『メメント』と韓国映画の話題作『ペパーミント・キャンディ』のような時間をさかのぼる形で編集し、初めから見ても終わりから見ても同じように一つの作品を鑑賞できるように制作する。

 5、6分ほどの長さになる『僕のものなら』のミュージックビデオは、映画風バージョンとリップシンク・バージョンの2本を制作する。

 チョ・ソンモの5thアルバムのプロデュースを担当する作曲家・金ヒョンソクが日ごろから親しいクァク・キョンテク監督に演出をオファーし、今回のタッグマッチが実現したそうだ。

 『僕のものなら』はドラマチックなバラードで、チョ・ソンモの澄んだ美声と深みのあるムードが調和した一曲。

スポーツ朝鮮/金ホヨン記者
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