映画『二重スパイ』の主人公、韓石圭(ハン・ソッキュ)と高素栄(コ・ソヨン)がヨーロッパロケに向かう。
韓石圭は今月25日、高素栄より一足先にチェコのプラハに向かう。来月8日まで現地に滞在し、この映画の冒頭部分を撮影する計画。
1980年代、韓国に偽装亡命した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のエリート将校リム・ビョンホを演じる韓石圭は、ベルリンの壁のセットがあるプラハで亡命当時のシーンを撮影する。プラハは東西に分断された当時のベルリンの雰囲気を最もよく残した都市として、ドイツ統一後のベルリンに代わる撮影場所として人気が高い。
韓石圭は来月8日には、この映画のラストシーンを撮影するためにチェコからポルトガルのリスボンに移動する。この時に高素栄も合流することになる。高素栄が演じる役は韓国内の定着スパイ、ユン・スミ。偽装亡命した韓石圭と恋に落ち、第3国に亡命しようとする。
その亡命地に設定されたのがリスボンだ。映画の中ではブラジルに亡命することになっているが、ブラジルでのロケは制作コストが膨大になるため、雰囲気の似たリスボンで撮影することになったと制作会社の「Koo&フィルム」は明らかにした。
『二重スパイ』は来年新春の公開予定。