5年間の音楽留学を終え復活するシン・ヘチョル

 シン・ヘチョル(33)が5年間の音楽留学を終え、本格的な活動を再開する。その第一弾として、デビュー15周年記念ベストアルバム『Be My Best』をリリースし、12日午後8時から奨忠(チャンチュン)体育館でカムバックコンサート(02-783-4083)を開く。年末にはグループ「ネクスト」も再結成する。

「勉強は一生しなければならないが、音楽はもちろんビジネスやレコーディングエンジニアリングまで、音楽活動に必要な分野を一通り学びました。これからは勉強したものを応用しなければなりません」

 シン・ヘチョルは1997年に「音楽を学ぶため」という理由でグループ「ネクスト」を解散させ英国に向かった。周りからは「長続きするのか」といわれたが、 その2年後には今度は米ニューヨークに渡った。

 「途中、アルバム『モノクローム』と『ヴィトゲンシュタイン』をリリースしてライブもやりましたが、完全復活した訳ではなく、制約が多かったんです。当時は“中間報告書”を提出する気持ちでプレッシャーはありませんでしたが、今回は完成された姿を見せなければならないというプレッシャーで大変です」

 ベストアルバムには『君に』、『二重人格者』などの12曲を収録した“ロックバージョン”、『ジャズカフェ』、『アンニョン』などの12曲を集めた“ポップバージョン”、『我らの前の命が終わる時』、『絶望に関して』などの13曲を集めた“バラードバージョン”のCD3枚組で構成されている。カムバック公演にはギタリストの金セファンも参加する。

 「勉強をしてみてジャンルにこだわるよりも、どうすれば音楽を人々の生活の中に取り入れることができるかを考えるようになったんです。それがミュージシャンの究極の目標であり、義務であるということを悟ったんです」

 シン・ヘチョルは「そのために後輩ミュージシャンたちが活動できるライブハウスチェーンやオンライン音楽ビジネスも試みる計画」と語った。

権赫鐘(クォン・ヒョクチョン)記者
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