40年近く埋もれていた“20世紀の最も偉大なロックバンド”「ビートルズ」が最先端技術でよみがえる。
ビートルズの未公開写真71点が公開される展示会『21世紀の技術で生まれ変わった彼ら、ビートルズよもう一度』が9月12日から22日まで、ソウル仁寺(インサ)アートセンターで開かれる。1964年に米CBS放送が撮影して保管されてきたこれら写真は、少年から青年に成長したばかりのポール・マッカートニー(当時22歳)、ジョン・レノン(24/1980年死去)、ジョージ・ハリソン(21/昨年死去)、リンゴ・スター(24)の姿を収めている。
CBSは2000年、ビートルズ結成40周年を迎え、アーカイブ(資料室)で長期間に渡って保管されてきた当時の写真を発見し、大手パソコンメーカーのヒューレットパッカードが35ミリカメラで撮影されたこれら写真を大型写真に復元した。昨年11月、カナダで初めて開かれたこの展示会は、今月16~18日のシンガポールでの展示に続いて韓国が3番目となる。
写真は1964年2月、CBSテレビの人気番組『エド・サリバンショー』出演のために米ニューヨークとマイアミに訪れたメンバーの姿を収めている。71点全てが白黒写真で、『ライフ』誌の写真記者として35年間務めたビル・エフリッジが撮った。その年リリースされたビートルズの曲『抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)』が、米国と英国で同時にチャート1位にランクインし、英国リバプール出身のマッシュルーム・カットをした4人の青年は、全世界の若者達の偶像として浮上した。
4人の若さ溢れるビートルズが水着姿でマイアミのビーチで遊ぶ場面、短パンにサンダル姿で練習する場面などがカメラノ収められている。20代前半のスーパースターたちとファンの生き生きとした姿は、オールドファンの期待に応えるのに十分だ。
カナダでの展示では、写真1枚あたりが最高800ドルで販売された。ソウルでの展示では、1枚のみが競売にかけられる。競売対象の写真は未定で、呼値は50万ウォンからスタートする。展示会への入場は無料。問い合わせ(02)736-1020