映画のようなミュージックビデオがこの夏、音楽ファンから多くの関心を集めている。
映画『恋する惑星』、『花様年華』に出演した香港スターのトニー・レオン、韓国のトップ女優、全度妍(チョン・ドヨン)や個性派俳優に急成長したリュ・スンボムが出演する超豪華キャスティング。ハリウッド映画級のカジノ場面やブロックバスター級のアクションは半端でない。
約5億の制作費。最近の不況下ではなかなか見られない“超大作ミュージックビデオ”だ。
最近ケーブルテレビと地上波テレビを通じて公開した30秒のサンプル映像は、「一体、これはなに?」と好奇心を刺激するのに十分だという評価だ。
特にプロモーション用に制作したポスターは、まったく遜色ない出来で、「ザ・ネーム」の所属事務所には、問い合わせの電話が殺到しているほどだ。
映画タイトルのような「ザ・ネーム」は、今回のミュージックビデオの曲を歌う主人公の名前だ。
昨年、大ヒットを記録した「ブラウンアイズ」を排出した「カプエンターテインメント」が1年の歳月を投じて準備してきた“2002年の野心作”だ。
“又石(ウソク)大学産業デザイン学科在学中”というプロフィール以外は一切公開していない「カプエンターテインメント」は、来月4日発売のデビューアルバムで「ザ・ネーム」を直接評価してほしいという。
「ブラウンアイズのメンバー、ナオルのソロプロジェクトではないのか?」という噂の中リリースされる「ザ・ネーム」のファーストアルバムは、R&Bを基盤にしたソウルフルな一枚だ。
同名のタイトル曲『ザ・ネーム』は哀愁漂うバラード曲。「ザ・ネーム」のリラックスした感じのボイスカラーが印象的だ。『Let's make』は、リチャード・マークスとライオネル・リッチを足して割ったような「ザ・ネーム」の唱法が引き立った曲だ。