今年5月に行われたフランスのカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した林権澤(イム・グォンテク)監督の『酔画仙』が、国際舞台でスポットライトを浴びている。
『酔画仙』は9月13日に開幕する日本の福岡国際映画祭のオープニング作品に選ばれ、また米国のニューヨーク映画祭(9月27日)、シカゴ映画祭(11月9日)などに相次いで招待された。また、林監督がユネスコのフェデリコ・フェリーニメダルの受賞者に選ばれるなど慶事が続いている。
映画部門で唯一のユネスコ賞あるフェデリコ・フェリーニメダルは、1995年からイタリアの名監督フェデリコ・フェリーニの名前で、人権保護と人類愛に関する作品を制作した映画監督に毎年授与されている。昨年はイランのモフセン・マフマルバフ 監督が受賞者に選ばれた。今年のメダル授与式は11月25日にフランスのパリで開かれる。
一方、今年5月に国内で公開された当時に「18歳以上観覧可」の等級を受けた『酔画仙』は、一部シーンを削除した後に「12歳以上観覧可」の等級で30日から全国40の映画館で再上映される。