1980年代、“韓国ロックのルネサンス”をリードした貫禄あるロックグループ「プファル(復活の意)」と、このグループの初代ボーカル 李承哲(イ・スンチョル)が15年ぶりに活動を共にする。
31日と9月1日午後7時半。ソウル・ウォーカーヒルホテルのジェイドガーデンで「アゲイン!李承哲+プファル」コンサートを開催し、スペシャルアルバムも出す。『ヒヤ』、『雨とあなたの物語(ピワ タンシネ イヤギ)』など、プファルの初期ヒット曲が好きなファンにとっては感慨深い舞台になるだろう。
プファルは1986年のデビュー曲『ヒヤ』で旋風を巻き起こし、トゥルグッファが火をつけた“ロック復興”の流れを確固たるものにしたグループ。“ライブの奇才”と呼ばれた李承哲が囁くように「ヒヤ~」と歌い出す瞬間、黄色い声を挙げる少女ファン達の姿は当時の韓国では珍しい光景だった。しかし翌年、セカンドアルバムを発表した後、李承哲はリーダー 金テウォンとの葛藤のために脱退を宣言し、88年、『最後のコンサート』という曲を最後にプファルを脱退しソロデビューした。
その李承哲とプファルが15年後、再び活動を共にすることにしたのはお互いを音楽的に必要としたためだ。ソロデビューして以来、トントン拍子で歌手としての地位を確かなものにしていった李承哲はここ2~3年、スランプに陥っており、プファルもやはり年輪と演奏力に合った大衆的な視線を集めることができずにいた。結局、お互い“初心に戻って”新しい突破口を見つけようということで意気投合したのだ。
今回の公演では『ヒヤ』、『回想』、『雨とあなたの物語』など、プファルの初期のヒット曲と、『少年時代』、『パンファン(さすらい)』など、李承哲のソロ曲をはじめ、1990年代のはじめにプファルの健在を証明したヒット曲『サラン ハルスロク(愛する程)』などを歌う。また、金テウォンの新曲もこの日初めて披露される予定だ。
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