ソウル・高尺洞「青瓦カムジャタン」

 金ヨンウン税務士のいきつけの店。陽川(ヤンチョン)区・木(モク)洞に住んでいる金さんは週末になると家族を車に乗せ、九老(クロ)区・高尺(コチョク)洞にあるこの店に訪れる。理由?負担のない価格と家族全員がおいしく食べることができるためだ。カムジャタンを家族全員がおいしく食べるなんて、少し不思議な気もするが・・・。カムジャタンといえば、なぜか夜が明ける頃、ソジュ(韓国の焼酎)を片手に酔い覚ましに食べる料理というイメージがあるからだ。

 しかしこの店のカムジャタンはちょっと違う。食品工学を専攻したチョ・スク社長が今風の家族の外食メニューとして誕生させたものだからだ。おじいちゃん、お父さん、孫の3世代が満足して食べることができるフュージョンカムジャタンだ。

 男たちは豚の骨についている肉とスープの味だけで「最高」と声を揃える。煮過ぎると肉が落ちてしまい、煮込みが足りないと肉が骨にへばりついて取れ難いが、この店はちょうどよい具合に煮込んであるため、骨についた肉にむしゃぶりつく楽しみがあるという。

 何を食べてもおいしいと思えないというお年寄りも、この店のカムジャタンはおいしいと喜ぶ。その秘密は辛いスープにある。豚の前足ニ後ろ足を24時間煮込んでとったスープに適当に薬味が加わり、食が進む。

 女性と子供たちはウゴジ(白菜などの野菜を乾燥させたもの)とジャガイモ、そしてソースがお気に入り。辛いスープをたっぷり吸った新鮮な白菜ウゴジと、江原(カンウォン)道産のジャガイモは、素麺を入れて食べれないのが残念な程。特に、甘酸っぱい味が好きな女性と子供たちのために作ったというソースはこの店の自慢フひとつ。レモン、梨、玉ねぎをすりおろした後、これにカラシを加えたあっさりしたソースだ。

 この店の最高の長所は24時間営業だということ。暑くて眠れない夜、エアコンのきいた店の中で食べるカムジャタンもまたおつなもの。

スポーツ朝鮮/チョン・キョンヒ記者
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