イベントや見所いっぱいの釜山!②

金井山城・東莱野遊・忠烈祠

◆金井山城(クムジョンサンソン)

 金井山に位置して「る山城で、史跡第215号に指定されています。元来は韓国最大規模の山城でしたが、現在は約4kmほどだけが残っています。


 山城の位置や規模から見て新羅(シンラ)時代当時に築造されたものと推定されていますが、確かな年代は知られていません。



交通:90番バス利用、梵魚寺で下車、徒歩で移動。
地下鉄:地下鉄1号線「温泉場(オンチョンジャン)」駅で下車、金剛(クムガン)植物園入口より山城行きの203番バス利用、梵魚寺で下車。


釜山広域市 金井区庁 文化公報課:Tel:82-51-519-4061~2





◆東莱野遊(トンレヤリュ)

 釜山東莱(トンレ)区温泉(オン`ョン)洞に伝わるタルチュム(仮面劇)で、重要無形文化財第18号に指定されています。山のノルム(遊戯)を山遊(サニュ)、川辺のノルムを川辺遊(チョンビョンリュ)と称するように野遊(ヤリュ)は野原のノルムを漢字で表記したものです。一般的に他の地域の人々は野遊(ヤユ)と読みますが、東莱地方では古くから‘ヤリュ’と読んでいました。


 詳しい歴史は明らかではありまケんが、約120年の歴史がある伝統遊戯と推定されます。日帝時代、一時的に忘れられましたが、1960年代に調査、整理、再現され、1967年に無形文化財に指定されました。元来はキルノリ(街頭公演)と群舞などで構成される前編とムンドゥンイ(ハンセン病患者)科場(クヮジャン/幕)、両班(ヤンバン/朝鮮時代の支配階級)科場、営奴(ヨンノ)科場、ハルミ(老婆)・ヨンガム(老人)科場などタルノルム(假面劇)4科場の後編で構成されていましたが、キルノリはほとんど行われなくなり、4つの科場だけが一つの公演として伝わり、文化財に指定されました。


 毎年、陰歴正月ポルム(15日)を前後して市場や打作(タジャク/脱穀)マダン(場面)、川辺などで公演され、その年一年の無事と豊作を祈願します。公演が繰り広げられると、村人がこぞって観客となり、演戯者としても参加し、楽しい公演が行われます。


◆忠烈祠(チュンリョルサ)


 忠烈祠は壬辰倭乱(文禄の役)当時、殉死した東莱府使(地方官吏)宋象賢(ソン·サンヒョン)、釜山鎮(プサンジン)僉節制使(鎮営を管掌した武官)鄭発(チョン·バル)など釜山で殉死した護国先烈の位牌が祀られた場所です。


 忠烈祠の歴史は宣祖(ソンジョ)38年(1605)当時、宋公祠(ソンゴンサ)を築いて祭祀を行い、仁祖(インジョ)2年(1642)に賜額を賜り、忠烈祠と名称を改めました。


 現在の規模の忠烈祠は、1976年から1978年まで浄化工事が実施され完成しました。忠烈祠には本殿と義烈閣(ウィヨルガク)、記念館、浄化記念碑、宋象賢公の名言碑、忠烈塔などの遺跡があります。


 今も毎年5月25日には祭祀が行われ、毎年陰歴2月と8月の中丁日には祭享が執り行われます。



交通:89、189、48、29、129番市内バス利用、忠烈祠で下車。徒歩で5分所要。307番市内バス利用、安楽(アンラク)ロ-タリ-で下車し徒歩で約10分所要。


忠烈祠管理事務所:Tel:82-51-523-4223、Fax:82-51-523-4277



『韓国観光公社』

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース