“小さな巨人” 金秀哲(キム・スチョル/45)が8年ぶりに歌謡アルバム『ポップス&ロック金秀哲』をリリースした。金秀哲は1994年『マン・イン・ブルー』を最後に、歌謡活動を終え、国楽と映画のサウンドトラックに没頭した。最近は、「2002年韓日ワールドカップ(W杯)」開幕式の音楽という大きなプロジェクトを成功に終わらせた。
「20分もの開幕公演音楽のうち、国楽は朴範?(パク・ボムフン)教授、現代音楽は私が分けて担当しました。世界に韓国音楽の水準を知らせる作業だったため負担は大きかったけど、好評を得て嬉しいです」
「88年ソウル五輪」イベント音楽から始まった金秀哲の浮気(?)は『ブリムソリ1・2』、『黄泉道』、『八万大蔵経』へと続く、国楽の現代化作業と『西便制』、『太白山脈』、『娼』のような映画のサウンドトラックで大きな成果を得た。だからといって歌謡に対する愛情を捨てたわけではなかった。「4年前から歌謡アルバムを計画したが、『八万大蔵経』とW杯音楽のため遅れてしまった」という。
今回のアルバムは13曲にわたって愉快なロックやブルース、ソウル・ミュージック、ヒップポップなどを全て取り入れている。5曲は自ら歌い、残りはシン・へチョル、金ユナ、朴ミギョンなど有名後輩歌手たちが歌った。曲に挿入された絢爛なギター演奏は、“最高のギターリスト”という評判を立証する。タイトル曲はロックで豪快にリメイクした『私もいく』。
「ひとまず、易しくて親しみのあるものから始めようと思います。最近の若者たちはこの曲が古い曲だということを知らないんですね。知っている方にとっては新鮮な感じを受けられると思います」
金秀哲は「コンサートとテレビ出演で本格的な活動を開始しようと、ロックバンドを準備している」とし、「秋には『ギター散調』アルバムもリリースする予定」とした。