2ndアルバム『メシア』をリリースしたムン・ヒジュン

 ムン・ヒジュンは今年の初め、京畿(キョンギ)道・坡州(パジュ)に引っ越しをした。

 民家もほとんどない山のふもとに引きこもり、半年間2ndアルバムの準備をしてきた。そのためだろうか、18日の2ndアルバム『メシア』のリリースと同時に活動を再開するムン・ヒジュンは、昨年10月に1stアルバムを発表した時とは全く違ったイメージだ。

  「1stアルバムのレコーディングの時は地下室で作業をしたんですが、体にも良くなかったんですよ。それで今回は初めから空気が良くて、水が綺麗な山に場所を移したんです。そうしたら、完全に自然人になってしまって」

 今回のアルバムでも頭や顔などをカラフルに染めて、派手なダンスを駆使するムン・ヒジュンを想像するなら、それは期待はずれだ。


 新たに3人組のロックバンドを従えたものの、じっくりと歌で勝負をするつもりだからだ。衣裳やメーキャップも派手ではなく、ダンスミュージックでもない。もちろん左の眉毛に開けたピアスやブレスレット、リングなどで装ったが、今回のアルバムで追い求めるピンプ・ロッカーの姿としては、かなり抑えられている。

 その代わり、ムン・ヒジュンは今回のアルバムを通じてクローン人間やマスコミの副作用を批判するなど、多様なメッセージを伝えている。

 また、タイトル曲の『借しまず与える木』では、童心に帰った純粋な愛を歌い、『愛というのは』や『涙が乾いた後』では、愛についての自分の率直な心情を吐露している。

 「何かを考えさせるような音楽が作りたかったんです」。収録曲中の『ツー・ホワイト・エンジェルス』でファンに対する特別な愛情を表現したムン・ヒジュンは、21日、SBSテレビ『人気歌謡』の出演に先立ち、ファンに新曲を披露する。

 19、20日午後7時30分からソウル蚕室(チャムシル)室内体育館で2度コンサートを行う予定で、無料開催される今回のコンサートには、ファンクラブの会員だけが入場できる。今すぐホームページ(smtown.com)でファンクラブに入会すれば当日の入場が可能だ。

 「ファンにより良い姿を見せたい」とこの2カ月間、一日に一回の食事とキュウリ1本を食べるダイエットを試み、7キロの減量に成功したムン・ヒジュン。彼の“華麗なカムバック”を期待する。

スポーツ朝鮮/金ホヨン記者
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