12日公開『アー・ユー・レディ?』の脚本家 コ・ウンニム氏

 『アー・ユー・レディ?』のシナリオを担当したコ・ウンニム氏は忠武路(チュンムロ)では“スター作家”として有名だ。昨年、デビュー作『バンジージャンプをする』で青龍(チョンリョン)映画賞、大鐘(テジョン)賞の脚本賞を受賞し、一躍スターダムにのし上がった。「『バンジージャンプをする』ファンクラブ」は4000人もの会員を誇る。

 『アー・ユー・レディ?』も同様に、コ・ウンニム氏がシナリオを担当したという理由だけで、企画の初期段階から映画関係者らの関心を集めたほどだ。韓国初のファンタジー・アドベンチャーを標ぼうする『アー・ユー・レディ?』の12日の公開を控え、コ・ウンニム氏に会った。

-80億ウォンが投じられた超大型プロジェクトだが。

「映画界にデビューする前、放送作家として活動していた頃から考えてきた素材だ。スケールがとても大きくて不安だったが、『バンジージャンプをする』の成功に力を得て、思い切ってシナリオを書いた」

-制作する際、想像力をそのままスクリーンに移すには限界があったと思うが。

「『アー・ユー・レディ?』は100%韓国オリジナルの技術で作られた映画だ。ネズミ一匹を作ることから始めなければならなかった。試行錯誤も多かったし、ストーリー修正が不可避でもあった。しかし、あらゆる場面でベストの選択をするために苦心したと自負している」

-作品内容の簡単な説明を。

「テーマパークで偶然に神秘のジャングルに閉じ込められた6人が、それぞれ自分の悪夢に出くわすことになる。この世の中で心に傷のない人はいない。普通の人々の隠された傷と、これを治癒して行く過程ゥせようと思った」

-『ジュマンジ』といった既存のハリウッドアドベンチャーとはかなり異なるが。

「『アー・ユー・レディ?』は必ずしも声を張り上げるようなアドベンチャー映画ではない。楽しさを追求するよりは、人間くさいストーリーを書きたかった。事件よりは6人の事情に重点を置いた」

-今後の計画は。

「ヌン・エンターテインメントで制作する李賢世(イ・ヒョンセ)原作の『獅子よ夜明けを歌え』を脚色した。韓日合作映画のため、事前準備期間が相当かかるだろう。次回のプロジェクトとしては音楽を扱った映画を準備中だが、これも巨額の制作費が投入される作品だ。

『アー・ユー・レディ?』で観客の反応を見てから、今後の調整をするつもりだ(笑)」

スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者
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