W杯で韓日トップスターの交流が活発に

 「ポストワールドカップ(W杯)は私たちにお任せを」

 韓日W杯の共同開催以降、変わったものは何といってもいっそう身近に感じられるようになった日本だ。演劇、映画などの交流がいつにも増して活発に行われているだけでなく、韓国進出を夢見て玄海灘を渡って来る日本のトップスターが増えている。

 S.E.Sのシューは、日本の人気アイドルグループ「V6」と共に、韓日両国でシングルをリリースした。また、日本のトップアイドルグループ「SMAP」のメンバー草なぎ剛は「チョナン・カン」という名前で韓国デビューし、シングルをリリースした。

▲S.E.Sシュー=完璧な日本語を駆使し、日本で2年間に渡ってS.E.Sのメンバーとして活動したシューは、自他が認める日本通。昨年10月から東京で人気アイドルグループ「V6」のメンバー井ノ原快彦と演劇『東亜悲恋』で共演したことがきっかけとなり、V6と共にプロジェクトシングル『ONE』をリリースした。W杯熱に歩調を合わせながらリリースされた『ONE』は、W杯の主題歌のような美しいバラードソング。韓国語バージョン、英語バージョン、オーケストラバージョンが収録されている。

 このシングルは日本でリリースされると同時に、オリコンチャートの1位にランクインするほどの人気を得た。

 W杯が行われた先月、東京、大阪、神戸、埼玉などの開催都市を回り、アンコール公演を終えたシューは、19日から3日間、ソウル良才(ヤンジェ)洞の韓電アーツプールセンターで『東亜悲恋』の韓国公演を行う。

▲チョナン・カンという名前で韓国デビューし、シングルをリリースしたSMAPのメンバー草なぎ剛=日本のアイドルグループの元祖「SMAP」の草なぎ剛は、韓国語で歌ったデビューシングルを韓国と日本で同時にリリースした。

 10日リリースされるシングル『チョナン・カン』(ドレミメディア)には、日本の人気作曲家つんく♂が作詞・作曲した軽快なリズムのダンスミュージック『愛の唄~チョンマル サランヘヨ~』のオリジナルバージョン、リミックスバージョン、カラオケバージョンの3バージョンが収録されている。先月23日に日本で先行発売され、韓国語で歌われたこのシングルは、1週間で10万枚を超えるセールスを記録した。

 91年、SMAPのメンバーとして歌手デビューし、爆発的な人気を集めたチョナン・カンは、日本の代表的な親韓派の芸能人。昨年、映画『シュリ』を見て韓石圭(ハン・ソッキュ)に惚れたというチョナン・カンは、その後韓国語の勉強を始め、フジテレビで草なぎ剛の名前を韓国語読みした『チョナン・カン』という番組を受け持っているほどだ。

 チョナン・カンは「いつか韓石圭さんと一緒に映画に出演するのが夢」としながら、本格的な韓国進出を宣言した。日本の歌手が韓国語のアルバムをリリースしたのは99年の演歌歌手の神野美伽に続いて2人目だ。

スポーツ朝鮮/金ソラ記者
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