ユミン、日本のW杯韓国取材に「引っ張り凧」

 「韓国と日本、一緒に16強へ進みましょう」

 サッカー・ワールドカップ(W杯)を迎え、最も忙しくなった芸能人の一人 ユミン(笛木優子)。今回のW杯が韓日共催という点を考えれば至って当然の事かも知れない。ユミンのスケジュールは大会開幕直前にピークを迎えた。NHKと日本テレビの取材陣が同時に訪れ、“韓国取材”に熱をあげたからだ。

 「日本出身の韓国芸能人1号」として韓国で活動しているため、日本のテレビ局の立場としては、韓国を紹介するリポーターとしてこれ以上の適任者はいなかった。「韓国について本当に詳しい取材チームだったんですよ。どうやって調べたのか、ここに住んでいる私でさえ驚くほどでした」

 しかし、やはり細かい部分ではユミンの力が発揮された。裏通りを歩き、これまでに発見した美味しい店やアクセサリーを安く手に入れることのできる店、さらには“韓国料理の食べ方”までも紹介した。

 「日本では汁物にご飯を入れて食べないんですよ。行き着けのスンドゥブ(豆腐の辛鍋)が美味しい店に連れて行った時、小さな土鍋の器にご飯を入れてよく混ぜて食べてみるようにと勧めると、みんな不思議そうな顔をしてました」

 あらゆるスペシャル番組の出演を通じて日本で名前が知られるようになると、最近は日本からドラマやCM出演のオファーが頻繁に入るようになり、打ち合わせだけのために日本に渡る用事もだんだん増えている。しかし、ユミンは「これからも本格的な活動は韓国で行いたい」と話す。対円レートは相当なものだが、「お金のことだけを考えたら最初から韓国には来ていない」と話すほど、その決心の強さは並大抵ではない。

 ユミンの韓国語の実力は、聞き取るには全く差し支えがなく、80%程度は自由に意思疎通を図れる状態。最近になってさらに勉強に熱をあげる理由がある。来年初めに放送予定のSBSテレビのドラマ『オールイン』に、在日韓国人役としてキャスティングされてお閨A撮影に入る時点での韓国語の実力によって役の割合が大きく左右されるためだ。

 最近覚えた単語を言ってみてほしいと質問すると、「たまには、口には出せない単語を習うこともある」と、にこっと笑うエクボが可愛らしい。

スポーツ朝鮮/ソン・ウォンソプ記者
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