「私もあのような恋をしてみたい」が『ロマンス』の人気秘訣

 鎭海(チンヘ)の軍港祭で偶然出会った男女、そして再開した時には女性教師とその教え子の男子生徒の関係。叶わない愛に「3年後にまた逢おう」と再開の約束をして別れなければならない運命に…。“ハイティーンのラブストーリー”を彷彿とさせるMBCテレビの水・木ドラマ『ロマンス』(脚本:ペ・ユミ/演出:李テヨン)の人気が急上昇している。

 女性教師の金チェウォンを愛する高校生カァンウ役を演じる新人タレントの金ジェウォン(23)には突然“韓国を代表する美男子”という称号を与えられ、『ピアノ』、『ハッピートゥギャザー』といったドラマでは、暗いイメージ一色だった金ハヌルも明るいイメージへの変身に成功し、脚光を浴びている。

 先週放映された『ロマンス』の視聴率は27.0%(ニルスソンメディアリサーチ調査)。32.6%を記録したSBSテレビ『女人天下』に続き2位につけた。放送がスタートした5月第2週は12位、その次の週には7位に上昇し、毎週5ランクずつ順位を上げた。『ロマンス』のホームページの1日あたりのページビューは約250万件、オンデマンドの利用件数は60万件に上る。

 同局のシチュエーションコメディ『ニューノンストップ』やドラマ『危機の男』などの1日のページビューである40万~50万件と比較すれば『ロマンス』の人気がいかに凄いかを知ることができる。ドラマの中で男女の主人公が付けていたネックレスは、1日に100コ以上売れているという。

 『ロマンス』の人気の秘訣は、何と言っても今までタブー視されてきた“微妙な男女関係”のドラマ化に成功したことだろう。一歩間違えれば“不倫”とも捉えられかねない素材を明るく愉快に描いている。金ハヌルは、女性なら一度は夢見る“年下の男性との恋愛”を視聴者らに代わって演じる“分身”だ。金ジェウォンはそんな視聴者にとって可愛らしい“弟分”であると同時に、“彼氏”のイメージを作り出すことに成功した。

 こういった面で金ジェウォンと金ハヌルカップルのキャスティングはドラマの成功要因の半分を占める。新人の金ジェウォンは『冬の恋歌』に出演したベ・ヨンジュンに続き“うっとりとさせる男性”のバトンを受け継いだ。金ハヌルは特有の純情な表情と清純なイメージで“純粋な愛”を表現している。

 「BLUEFACE」というハンドルネームのある視聴者は「このドラマの一番の長所は他のトレンディードラマとは違い“完全な悪役”がいないということ」としながら「登場人物が互いに傷つけ合ってはいるが、皆、心の中はやさしい気持ちを持っている」という意見をホームページの掲示板に寄せた。

 制作陣はこれまで教育委員会などから電話による非公式的な“立場”を2回ほど受けたという。1回目は「女性教師と男子生徒の愛は敏感な素材なだけに気を付けてほしい」という内容で、2回目はカァンウが学校内でチェウォンに愛を告白し、突然抱きしめるという場面が放映された直後だった。しかし、『ロマンス』は今もなお巡航中だ。いずれにせよ、次週にはカァンウの高校時代の場面が終わる予定だ。

 企画を担当したMBCドラマ局の鄭雲鉉(チョン・ウンヒョン)部長は「高校時代に対する視聴者の郷愁と多少のドラマ的誇張が重なり合い、好評を得ているようだ」とし、「特にフェミニズム的に何か引き付けられる、女性視聴者を喜ばすドラマ」だと語った。

韓賢祐(ハン・ヒョンウ)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース