「映画の公開を目前に控えて一体これは…」。映画俳優の李ギョンヨン容疑者が17歳の少女にカネを渡して性関係を持った疑いで警察に逮捕されると、李容疑者が主演した映画『憎くてももう一度』の制作会社であるジェイウェル・エンターテインメント社(チョン・ジェフン代表)は、同映画の協力会社である合同映画社の郭貞煥(クァク・ジョンファン)会長など、映画界の主要人物らと16日、対策会議を行うなどショックを隠せないでいる。
映画会社側は「4月の初めには女性主人公の李丞涓(イ・スンヨン)氏がチャン・ヨンジャ氏の息子の“飲酒運転事件”に巻き込まれ周囲を当惑させ、最近ようやく無罪判決を受けて安堵していたが、今度は男性主人公のスキャンダルとは…」と戸惑いの表情を見せた。
映画会社側はまた、「一生に一度の愛を悲しく手放す男性役の李ギョンヨンが、今回の事件でイメージに打撃を与えれば、魅力が半減してしまう」と心配した様子を見せながらも「全国約90ヵ所の上映予定館のどこからも上映辞退の知らせが無いところを見ると、それほど悲観的でもないようだ」と語った。
公開が延期されるのではないかと言う推測があったが、映画会社側は苦心の末に「本来は昨年末の公開予定だったため、これ以上の延期は不可能」と、予定通り31日に全国公開するとした。