ドライブで楽しむ済州南海岸の旅

 韓国で最初に春がやってくる済州(チェジュ)道。城山峯(ソンサンボン)の下にはアブラナが咲き乱れ、西帰浦(ソグィポ)の海でも春がはじまっています。南国済州でも一番先に春がはじまった南海岸へ出発!

 まずは、空港から国道12番へ。西側のハンリム方面へ海岸をドライブします。途中、下貴(ハグィ)-涯月(エウォル)ドライブコースの里程標が出てきたら海辺へ。狭く、済州特有の石垣が魅力的です。道は再び12番道路につながり、水月峰(スウォルボン)へと続きます。水月峰は風がよくふきますが展望はよいナす。

 大静(テジョン)まで再び海岸をドライブすると南の方に遠く加波島(カパド)と馬羅島(マラド)が見えはじめます。そして宿泊先に荷物をおろしたあと、薄暗くなりはじめたら西帰浦へ。天地淵(チョンジヨン)ポクポ(滝)が待ち受けています。天地淵は必ず夜に行きます。映画の照明のような華やかな明かりがロマンチックです。1日目の日程はこれで終了。

 翌日の早朝、12番道路へ再び向かいヒョンジェソムの日の出を見に行きます。日の出は午前7時ごろ。ソンアク山へ向かう途中、道路の左側に‘時速60km’という標識が見えるところがポイントです。三つにわかれたヒョンジェソムの上に真っ赤な太陽が顔を出します。

 そしてヨンモリ海岸へ。溶岩のかたまりが巨大な寿石となっています。また、きっぷ売場でおしえてくれる潮時に合わせないと海岸を一周することはできません。



 中文(チュンムン)には昨年オープンしたテディーベア博物館があります。大人でもほしくなる記念品や写真撮影に適した散策路があります。

 そして再び出発。12ヤ道路で西帰浦に向かう途中、薬天寺(ヤクチョンサ)に続く道が出ます。道はとても狭いのですが駐車場から眺める大雄殿の屋根には驚きます。大雄殿の規模が東洋一を誇ります。宗教とは関係なく見物してみてもいいでしょう。そして、西帰浦ワールドカップ競技場が出てきます。済州伝統の漁船を形取ったデザインです。

 お次のコースは潜水艦観光。天地淵のとなりに船着場があります。西帰浦沖合のボムソム海底を1時間遊覧します。潜水艦観光は予約が必要です。

 天地淵ポクポに行く途中の右側に‘ドムベナンコル’という小さな案内席が見えたら入ってみましょう。急斜面の木の階段の下に六角形の柱状節理があります。風光は異国的で人気も少ないのでひっそりとした静かな時間を送るにはちょうどいいでしょう。



 西帰浦を過ぎ、南元(ナムォン)へ行くと南元クンオンが出てきます。大きな絶壁という意味のクンオンの上に散策路があります。その上にあるシンヨン映画博物館では韓国映画の歴史を知ることができます。

 南元から城山(ソンサン)まで12番道路から表善(ピョソン)-細花(セファ)、新山(シンサン)里-城山ドライブコースがそれぞれあります。そして城山。説明が必要のない所です。済州の通俗的なイメージであるアブラナ畑と日出峯(イルチュルボン)を背景に写真を撮ることができます。ここで済州南海岸の旅は終わります。

 翌日、空港には山岳道路を利用します。宿泊先が中文方面なら1100番道路(第1ドッケビ道路を通り過ぎます)を、西帰浦方面なら5、16番道路(第2ドッケビ道路に行くこともできます)を利用します。済州のまたちがった風景を目にすることができるでしょう。

『tour2korea.com』

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