SBS『悪い女逹』でドラマデビューした成宥利

 女性ダンスグループとして確固たる地位を確立した「ピンクル(Fin.K.L)」のメンバーが、最近ソロ活動に乗り出すと、ファンの視線は成宥利(ソン・ユリ/21)に集中した。

 バラエティ番組やトークショーで玉珠鉉(オク・チュヒョン)や李孝利(イ・ヒョリ)がタレント顔負けのトークを披露してエンターテイナーとしての可能性を見せる一方で、成宥利は可愛らしいほほ笑み以外、見せるものがなかった。ファンは彼女が果してソロになった時、しっかりとやっていけるのかと心配していた。

 しかし、そんな成宥利が近頃メンバーの中で最も積極的な変身を見せている。8日からスタートするSBSの水・木ドラマ『悪い女逹』の主人公ハン・ヨルメ役を演じ、ロケ現場で懸命な姿を見せている。

 「私ってもともと人見知りする性格なんですよ。4月に初めてのロケを行った時は相手役の目もまともに見られなくて苦労しましたが、今はだいぶ楽になりました。実際の私とは全く違った人生を経験することができるのが演技の魅力だと思います。

 カメラの位置も良く分からなくて、何度もNGを出した時は本当に申し訳なくて、恥ずかしくて泣きたい位でしたが、負けないように歯を食いしばって頑張りました。演技をするのが初めてで、恥ずかしさを捨てられないのを回りの方々が理解してくれて、いろいろと気を配って頂きました。先輩の金慧利(キム・ヘリ)さんは、私の役を直接演技しながら教えてくれるんですよ」

 ドラマの中でハン・ヨルメは明るく器用だが、男性を見る目がなくていつも失恋を味わうディスカウントストアの店員。成宥利は「ハン・ヨルメが孤児として育ったために、情に飢えて誰にでもすぐ心を開くようです。男性に愛を捧げた分、愛を求める女性」と彼女なりに分析してみせた。

 成宥利本人はどのようなスタイルで男性と付き合うのか。「付き合ったことが2回ありますが、1度目は私が振って、2度目はなんとなくうやむやに終わってしまったんです。少なくともハン・ヨルメみたいに男性に対して従順ではないです」

 成宥利はドラマのロケをしたり、ピンクルの後続曲『Don’t Go Away』の振付けの練習をしたりと、毎日2時間しか寝られないと言う。しかし、声は自信感に溢れていた。演技と歌、彼女は2つのうちで、どちらが最も重要だと考えるのだろうか。

 「チャンスを与えてもらえるなら、これからもずっと演技をやってみたいです。でも、個人的にはピンクルの活動がまず先だと考えています。

メンバー同士、結婚した後もずっとアルバムを出し続けようって固く約束をしたんです」

チェ・スンヒョン記者
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