【NEWSIS】女優キム・セロンさん(24)がなくなる1カ月前の音声ファイルの提供者Aが米国ニュージャージー州で怪しい人物から襲撃されたと主張していたが、事実ではないことが分かった。「キム・スヒョン側による殺人教唆事件」というユーチューブ・チャンネル「カロセロ(縦横)研究所」の運営者キム・セウィ氏の主張も、うそである可能性が高まっている。
マネートゥデイが19日報じたところによると、在ニューヨー..
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【NEWSIS】女優キム・セロンさん(24)がなくなる1カ月前の音声ファイルの提供者Aが米国ニュージャージー州で怪しい人物から襲撃されたと主張していたが、事実ではないことが分かった。「キム・スヒョン側による殺人教唆事件」というユーチューブ・チャンネル「カロセロ(縦横)研究所」の運営者キム・セウィ氏の主張も、うそである可能性が高まっている。
マネートゥデイが19日報じたところによると、在ニューヨーク韓国総領事館は最近、管轄する地域でわが国民が在外国民を相手に殺人未遂事件などを起こし、逮捕されたという事実はないと発表したという。領事関係に関するウィーン条約第36条によって、わが国民が逮捕されたり拘禁された場合、現地の法執行機関は直ちに該当国の領事館に通報しなければならない義務があるが、「現地の法執行機関からこの件に関する通報を受けていない」と説明した。現地の捜査機関で受理すらされていないというわけだ。
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キム・スヒョン、涙の記者会見
米国連邦捜査局(FBI)がA襲撃事件を捜査しているという主張についても「われわれの機関で保有・管理していない情報」と伝えた。
キム・セロンさんの遺族側についているキム・セウィ氏と代理人の法務法人プユのプ・ジソク弁護士は今月7日、スペースシェア三成駅センターで二度目の記者会見を行った。キム・セロンさんが今年1月10日に米国ニュージャージー州のスターバックスでAと1時間以上交わした会話を収めた音声ファイルを公開し、その中で「キム・スヒョンと中学時代から交際し、中2のときに初めて性的関係を持った」と主張している。プ弁護士は「遺族はキム・スヒョンを相手取り児童福祉法違反および誣告(ぶこく=虚偽告訴)罪で告訴状を提出した」とした上で「情報提供者が凶器で襲われ命を失いかねない危険にさらされ、捜査を依頼した」と説明した。
特に、キム・セウィ氏は「キム・スヒョン側が音声ファイル提供者に対し、40億ウォン(約4億1590万円)払うからそれを渡すよう懐柔し、情報提供者がこれを拒否すると、殺し屋二人を使って殺害しようと試みた」とした上で「これは明白な殺人教唆事件」と主張した。ところが記者会見の直後、操作疑惑が浮上した。A襲撃の証拠として提示された写真は、ポータルサイト・グーグルで簡単に検索することができた。キム・スヒョン側は「人工知能(AI)を使って操作されたもの」とし、キム・セウィ氏と遺族を情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律違反(名誉棄損〈きそん〉)の罪などで追加告訴・告発した。
◆【写真】キム・セロンさん出棺 悲しむ遺族や友人たち
チェ・ジユン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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