【NEWSIS】MBCが天気キャスター、オ・ヨアンナさん(1996-2024年)の死から8カ月を経て職場内いじめ事件を報道した。そして、韓国雇用労働部(省に相当)がオ・ヨアンナさんについて「いじめと見なすに足る行為があった」と発表したのを受けて遺族に謝罪した。
これは19日、MBC『ニュースデスク』で、チョ・ヒョンヨン・キャスターが「オ・ヨアンナさんに対するいじめ行為があったという雇用労働部の判..
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【NEWSIS】MBCが天気キャスター、オ・ヨアンナさん(1996-2024年)の死から8カ月を経て職場内いじめ事件を報道した。そして、韓国雇用労働部(省に相当)がオ・ヨアンナさんについて「いじめと見なすに足る行為があった」と発表したのを受けて遺族に謝罪した。
これは19日、MBC『ニュースデスク』で、チョ・ヒョンヨン・キャスターが「オ・ヨアンナさんに対するいじめ行為があったという雇用労働部の判断を重く受け止めています。関与者に対して措置を取ると共に、組織文化全般を改善します」「共生協力担当官を新設し、フリーランサー間、非正規職(契約職)間で発生した問題も当事者と第三者が直ちに申告し、正すことができるようにします。一部フリーランサーの労働者性判断に関しては法的検討を経て、早急に適切な措置を施行します」と述べた。
【写真】
オ・ヨアンナさん、生前の美しい韓服姿
その上で、「オ・ヨアンナさんの件について、ご遺族の皆様にあらためておわび申し上げます。故人のご冥福をお祈りします」と謝罪した。
そして、雇用労働部が同日発表したMBC特別労働監督の結果に言及し、オ・ヨアンナさんの母親チャン・ヨンミさんのコメントも伝えた。チャン・ヨンミさんはオ・ヨアンナさんが労働基準法上の労働者として認定されなかったことについて、「話にならない。公開採用で採用し、フリーランサー契約書を書かせてこき使ってきたのに、どうして労働者ではないのか」と憤りを見せた。
写真=オ・ヨアンナのインスタグラムより
雇用労働部はMBCと契約しているフリーランサーたちを別途に調査し、25人を労働者と認定した。MBCの労働関係法令違反事項6件を摘発し、過怠金1500万ウォン(約160万円)も科した。ハンビッ・メディア労働人権センターのキム・ヨンミン・センター長は「特定の加害者の問題だというよりは、事実そのようなことを招く過度な競争構造や不安定な雇用状態の方に注目すべきだ。『放送局はそうした構造をどのように変え、改善しなければならないか』に関して、より深く考える必要がある」と指摘した。
オ・ヨアンナさんは昨年9月に亡くなったが、その3カ月後に死去が明らかになった。遺族は加害者とされる人物1人を相手取り、ソウル中央地方裁判所に民事訴訟を起こしている。
チェ・ジユン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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