元サッカー韓国代表FWの李天秀(イ・チョンス)氏が、飲酒運転事故を起こして逃走した犯人を走って捕まえたことが分かった。
ソウル銅雀警察署が5日に明らかにしたところによると、4日午後10時50分ごろ、ソウル市内の銅雀駅近くを通るオリンピック大路で、タクシーに追突した車の運転手が逃走していると通報があった。警察が現場に駆け付けたところ、犯人を引き渡したのは李天秀氏とマネージャーだった。
犯人は、飲酒..
続き読む
▲KBS第2TVより
元サッカー韓国代表FWの李天秀(イ・チョンス)氏が、飲酒運転事故を起こして逃走した犯人を走って捕まえたことが分かった。
ソウル銅雀警察署が5日に明らかにしたところによると、4日午後10時50分ごろ、ソウル市内の銅雀駅近くを通るオリンピック大路で、タクシーに追突した車の運転手が逃走していると通報があった。警察が現場に駆け付けたところ、犯人を引き渡したのは李天秀氏とマネージャーだった。
犯人は、飲酒状態で車を運転していてタクシーに追突し、怖くなって車から降りて逃走した。マネージャーが運転する車に乗っていた李天秀氏は、渋滞中のオリンピック大路でタクシー運転手が「あいつを捕まえてくれ」と声を上げているのを見たという。李天秀氏と、かつてサッカー選手だったマネージャーは、即座に車を路肩に止めると逃げた犯人を追いかけた。2人とも元サッカー選手とあって、猛スピードで疾走し、犯人を捕まえたという。
犯人の血中アルコール濃度は、免許取り消し(0.08%以上)レベルの数値だった。警察は、特定犯罪加重処罰等に関する法律違反(逃走致傷)などの容疑で運転手を立件し、事故の経緯を調査する予定だ。警察の関係者は「現場に駆け付けた警察官は、(犯人を捕まえたのが)李天秀氏だと一目見て分かり、感謝の意を伝えたと言っていた」と話した。
李天秀氏は2002年ワールドカップ(W杯)韓日大会で韓国がベスト4に進出した際に主力として活躍し、スペインのラ・リーガやオランダ、日本などを経て2013年からKリーグの仁川ユナイテッドでプレーした。15年に引退するまでKリーグで通算179試合に出場し、46ゴール36アシストを記録。韓国代表としては国際Aマッチ78試合に出場、10ゴールを挙げた。現在はさまざまなバラエティー番組でタレントとして活躍しているほか、YouTubeチャンネル「リ・チュンス(李天秀)」でファンとコミュニケーションを取っている。
◆【写真】イ・チョンス&ハン・ヘジン&チェ・ヨジン「『ゴールを殴る彼女たち』ファイト!」
イ・ガヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com