【ソウル聯合ニュース】米動画配信サービス、アップルTV+(プラス)のオリジナル韓国ドラマ「Pachinko パチンコ」の配信開始に先立ち、オンライン形式の記者会見が18日に開かれ、コゴナダ監督や主演した女優ユン・ヨジョン、俳優イ・ミンホらが作品を紹介した。1900年代、韓国の激動の歴史を背景に渡日した韓国人一家の姿を4世代にわたって描いた壮大な物語で、コゴナダ監督は「誰にも当てはまる、現在進行形の..
続き読む
【ソウル聯合ニュース】米動画配信サービス、アップルTV+(プラス)のオリジナル韓国ドラマ「Pachinko パチンコ」の配信開始に先立ち、オンライン形式の記者会見が18日に開かれ、コゴナダ監督や主演した女優ユン・ヨジョン、俳優イ・ミンホらが作品を紹介した。1900年代、韓国の激動の歴史を背景に渡日した韓国人一家の姿を4世代にわたって描いた壮大な物語で、コゴナダ監督は「誰にも当てはまる、現在進行形の話だと思う」と語った。
在米コリアンのミン・ジン・リーによるベストセラー小説「パチンコ」が原作。ドラマは韓国と日本、米国を舞台に、夢と希望を求めた韓国人一家の80年にわたる道のりを描く。
作品は全8話で、韓国系米国人監督のコゴナダ監督とジャスティン・チョン監督が4話ずつ担当した。コゴナダ監督は「韓国の歴史を扱ったが、わたしたちみんなの物語だ」と紹介した。今も多くの移民家庭が生きるための選択を迫られており、現在も起きている話だという。
物語は日本による植民地支配下にあった韓国・釜山の海辺生まれの少女ソンジャを軸に展開する。若き日のソンジャを女優のキム・ミンハが、晩年のソンジャはユン・ヨジョンが演じた。
ユン・ヨジョンは「歴史を考えさせる作品」と評した。「在日(コリアン)」を韓国にも日本にも属することができない存在と受け止め、その歳月を表現するために歴史をしっかり知ろうとしたという。
ユン・ヨジョンは1980年代に米国に移住した韓国人一家の物語を描いた米映画「ミナリ」で昨年、米アカデミー賞助演女優賞を受賞している。「ミナリ」との違いを問われると、「同じ移民の話ながら、ソンジャの話は時間も状況も全く異なる」と答え、視聴者自身が違いを探してみてほしいとした。
コゴナダ監督はユン・ヨジョンの演技を「どんな表情にも繊細な演技があり、感嘆した」と絶賛した。
一方、若き日のソンジャの恋の相手、ハンスを演じたイ・ミンホは「特定の国、言語にとどまらず、全ての方に共感してもらえる話」とし、「多くの方々にとって響くところがあれば」と語った。
ソンジャの孫で、日本で生まれ、米国で働くソロモンを演じたジン・ハは、英語と日本語、韓国語の3言語の演技に挑戦した。ソロモンという複雑なキャラクター、そして在日を表現するために、特に日本語を特訓したという。
制作陣は「過去を振り返り、現在を見つめ直す意味のある作品」「感情を伝えようとした」などと説明した。
「Pachinko パチンコ」は25日に1~3話の配信を開始し、4話以降は毎週金曜日に1話ずつ配信する。
聯合ニュース
Copyright (c) Chosunonline.com