仁川市内の蘇来湿地生態公園にある蘇来塩田。白い韓服(韓国の伝統衣装)に麦わら帽子といういでたちの人が二人、大きないぶりを使って塩を集めていた。ドローンを利用して空から見下ろすと、芸術家たちが韓紙(韓国の伝統製法ですいた紙)の上に水墨画を描いているようだ。
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蘇来塩田は日本による植民地時代の1930年代、日本が塩をつくって仁川港から運び出す..
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仁川市内の蘇来湿地生態公園にある蘇来塩田。白い韓服(韓国の伝統衣装)に麦わら帽子といういでたちの人が二人、大きないぶりを使って塩を集めていた。ドローンを利用して空から見下ろすと、芸術家たちが韓紙(韓国の伝統製法ですいた紙)の上に水墨画を描いているようだ。
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蘇来塩田は日本による植民地時代の1930年代、日本が塩をつくって仁川港から運び出す目的でつくられた。塩収奪の歴史を抱くこの塩田は1996年に閉鎖されたが、蘇来湿地生態公園が造成され、塩田体験場として再び復活した。塩は、長い時間と努力の末につくられる。海水をためて二日間天日干しし、真心を込めて塩を集める。途中で少しでも雨水が混ざると塩度が低くなり、またやり直すという。塩田で集められた塩は手車を使って木製の倉庫に運ぶ。機械を使わない、昔のやり方だ。塩倉庫で乾燥させると、ようやく美しい六面体の結晶となり、天日塩が誕生する。
オ・ジョンチャン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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