【NEWSIS】ポン・ジュノ監督が、来年のアカデミー賞を前に、オスカーの有力候補に挙げられている映画『ミナリ』の応援に乗り出した。
米国の芸能メディア「バラエティー」は17日(現地時間)、アカデミー賞を前に行われた「FYC(For Your Consideration)フェスティバル」について報じた。
ポン監督は『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督(チョン・イサク)とのビデオ通話で、「家族..
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【NEWSIS】ポン・ジュノ監督が、来年のアカデミー賞を前に、オスカーの有力候補に挙げられている映画『ミナリ』の応援に乗り出した。
米国の芸能メディア「バラエティー」は17日(現地時間)、アカデミー賞を前に行われた「FYC(For Your Consideration)フェスティバル」について報じた。
ポン監督は『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督(チョン・イサク)とのビデオ通話で、「家族映画は作りやすくないが、繊細な演出力で美しく普遍的にうまく作った」として激励した。
◆【写真】ユン・ヨジョン「年寄りくさくならないよう頑張ってます」
ポン監督は「自分や家族についての映画を撮るのはかなり勇気がいることのように思う」とし、「この映画が、思い出や郷愁に陥ってじめじめた出来になっていないのがさらにいい。監督さんのキャラクターである坊やの視点にのみついていくのではなく視点が分散されていて、ナレーションなしという点が適切な距離を作り、それが映画をさらに美しく、普遍的にしている」と評した。
『ミナリ』は、1980年代に米国アーカンソー州へ移住した韓国系一家の物語で、チョン監督と一家の自伝的なストーリーを描く。スティーブン・ヨンとハン・イェリが夫婦役で、ユン・ヨジョンが夫婦を助けるため韓国からやって来た祖母を演じた。
ユン・ヨジョンは最近、米国のサンセット・サークル・アワーズとボストン批評家協会で『Mank/マンク』のアマンダ・サイフリッドを抑えて助演女優賞を授与され、オスカーのレースに青信号を灯した。
ポン監督は「ユン・ヨジョンは韓国でも独特の女優。伝統的な韓国のお母さんやおばあちゃんではない」とし、「『ミナリ』でも空前絶後のキャラクターで、忘れがたいキャラクターが誕生したように思う」と付け加えた。
キム・ジウン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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