【全州聯合ニュース】韓国南西部の全羅北道・全州を拠点に活動する若手の韓服(韓国固有の衣装)デザイナーが米紙ニューヨーク・タイムズに紹介され、韓服が改めて脚光を浴びている。
ニューヨーク・タイムズは19日付の記事で、BTS(防弾少年団)やBLACKPINK(ブラックピンク)、SHINee(シャイニー)、EXO(エクソ)といったK―POPアーティストが韓服を着る最近の現象を紹介した。その背景に..
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【全州聯合ニュース】韓国南西部の全羅北道・全州を拠点に活動する若手の韓服(韓国固有の衣装)デザイナーが米紙ニューヨーク・タイムズに紹介され、韓服が改めて脚光を浴びている。
ニューヨーク・タイムズは19日付の記事で、BTS(防弾少年団)やBLACKPINK(ブラックピンク)、SHINee(シャイニー)、EXO(エクソ)といったK―POPアーティストが韓服を着る最近の現象を紹介した。その背景には若者ならではのセンスで伝統を新たに解釈した韓服デザイナーの存在があると伝え、代表的なデザイナーとしてファン・イスルさん(32)を取り上げた。
同紙は、韓国の伝統衣装である韓服が現代のデザイナーたちによって再解釈されているとし、「BLACKPINKのジェニーが韓服を着て公演をした際、大きな人気を集めた」と紹介。また、「BTSのJIMIN(ジミン)が着た韓服はファン・イスルさんがデザインしたもの。韓服はK―POP人気の波に乗って爆発的な反響を得ている」と伝えた。
ファンさんは韓服を現代的にアレンジした「生活韓服」の第一人者に挙げられる。生まれ育った全州で生活韓服のブランド「リスル」を運営している。
特に、2018年に音楽賞「メロンミュージックアワード」で大賞を受賞したBTSのジミンがはいていたズボンがファンさんのデザインだったことから、その名を広く知られるようになった。BTSの舞台衣装もファンさんが手掛けた。
ファンさんは現在、52カ国・地域に生活韓服を販売している。特にブラジルやメキシコ、チリなど中南米で大きな関心を集めているという。
全州市が取り組む韓服の活性化事業にも積極的に加わっている。地元で今月開催された韓服のPRイベントでは総監督を務めた。
ファンさんは「韓服が世界的な関心を集めていることに、とても感激している」と話す。体形や年齢に関係なく誰もが楽しめる普段着としての韓服をつくり、韓服の日常化を実現することが究極の目標だという。
聯合ニュース
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