海産物について語るとき、水産市場ほどホットな場所があるだろうか。新鮮な旬の海産物の動向を知りたかったら、首都圏から近い西海(黄海)の水産市場からめぐってみてはいかがだろう。韓国で初めて開港した仁川、中でも仁川市南洞区にある蘇莱浦口総合魚市場と中区港洞の沿岸埠頭にある仁川総合魚市場は、見て回るのにピッタリだ。仁川市民から「沿岸埠頭魚市場」と呼ばれている仁川総合魚市場は、塩辛から貝類、魚類、乾物類、..
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海産物について語るとき、水産市場ほどホットな場所があるだろうか。新鮮な旬の海産物の動向を知りたかったら、首都圏から近い西海(黄海)の水産市場からめぐってみてはいかがだろう。韓国で初めて開港した仁川、中でも仁川市南洞区にある蘇莱浦口総合魚市場と中区港洞の沿岸埠頭にある仁川総合魚市場は、見て回るのにピッタリだ。仁川市民から「沿岸埠頭魚市場」と呼ばれている仁川総合魚市場は、塩辛から貝類、魚類、乾物類、加工食品などのエリアが整備されている。全国各地から集まった旬の海産物だけでなく、発酵させたエイのような特産品、輸入品に至るまで、見物することができる。商人たちは、こちらから聞かなくても今最もおいしい旬の食材を手に持って見せ、説明してくれる。この時期最も人気のある刺し身はブリ。11月12日基準で1人前を皿に盛り付けたブリの刺し身は1万3000ウォン(約1300円)。活テナガダコなど、産地の水産市場より価格が安いものも目を引く。毎日午前5時から午後9時まで営業中。コーナーごとに休業日が違うため、ホームページでチェックしてから訪れる方がよい。
忠清南道保寧市にあるオチョン港は11月21日に終了したドラマ『椿の花咲く頃』(KBS第2)の舞台として登場し、訪れる人が増えている。観光客たちはドラマの主人公トンベク(コン・ヒョジン)のポーズを取って写真を撮影しているという。特に見どころがなさそうだという考えは間違いだ。オチョン港近くにある朝鮮前期の城郭・忠清水営城に登ってみよう。ここは、西海の新しい夕日鑑賞ポイントとして浮上している場所だ。夜には月を眺めるのにもちょうどいい。 水営城の中心にあるあずまや「永保亭」は1878年に火災で焼失するまで、当代のソンビ(学者・文人)たちが絶景を鑑賞できるとして絶賛していた場所だ。2015年に復元され、見晴らしがいい。
全羅南道木浦市の木浦港近くいある木浦近代歴史館も、少し前に終了したドラマ『ホテル・デルーナ』(tvN)のロケ地として知られる。1897年、木浦の開港とともに設置された日本領事館の建物だった。ルネサンス式の赤いれんが造りの建物は、ドラマの撮影のために飾られた人工のつるがそのまま残っている。内部の展示室では木浦の独立運動家や独立運動の歴史、日本の建築造形物などを観覧することができる。近代の服装で太極旗(韓国の国旗)を手に独立運動家になってみる、意義深い体験もできる。
仁川・保寧・木浦=パク・クンヒ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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