世界の巨匠たちの芸術作品を、光と音楽を活用してメディアアートとしてよみがえらせた展示が韓国で初めて、済州道に上陸した。
グスタフ・クリムトの作品をメディアアートで披露する「光のバンカー」常設展示館が11月16日、済州道西帰浦市城山邑にオープン。クリムトの代表作である「接吻」や「ユディトI」などおよそ750点余りの動画が音楽にのって壁面や床を華やかに彩る。
「光のバンカー」展示は、フランスで芸術展..
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世界の巨匠たちの芸術作品を、光と音楽を活用してメディアアートとしてよみがえらせた展示が韓国で初めて、済州道に上陸した。
グスタフ・クリムトの作品をメディアアートで披露する「光のバンカー」常設展示館が11月16日、済州道西帰浦市城山邑にオープン。クリムトの代表作である「接吻」や「ユディトI」などおよそ750点余りの動画が音楽にのって壁面や床を華やかに彩る。
「光のバンカー」展示は、フランスで芸術展示を手掛ける企業カルチャーズフェイスが開発したメディアアート技術「AMIEX」で表現される。ビデオプロジェクターおよそ100台から流れる動画が広さ3000平方メートル、高さ5.5メートル規模の展示空間を一瞬にして満たし、消えてはまた現れる。スピーカーおよそ70台から流れる音楽が集中力を高めてくれる。来場者は作品の主人公になったかのようにバンカー内を自由に歩き回り、作品を鑑賞することができる。
済州「光のバンカー」は2012年に初めてお目見えしたフランス・レ・ボーの「光の採石場」、パリの「光のアトリエ」に続くプロジェクト第3弾であり、初の海外展示館だ。ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン、フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホらの作品で構成された「光の採石場」は年間80万人が訪れる人気展示だ。
済州の展示は、使用されず放置されていたバンカーを活用した。KTが国家基幹通信網を運営するため1990年に設置した施設で、韓国や日本、韓半島(朝鮮半島)と済州道の間に設置された海底光ケーブルを管理していた場所だ。しかし、技術の発達により海底ケーブルが不要になったため閉鎖され、2012年に民間に売却された。カルチャーズフェイスと合作した韓国のIT企業Tmonetが1年間にわたる工事期間を経て、展示空間として生まれ変わらせた。
オ・ジェヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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