コンビニエンスストアの弁当が進化を遂げ、わざわざ海外に行かなくても、その国の味を手軽に楽しむことができる。イタリアの正統派メニューから中国の麻辣ソースで味付けしたチキンまで。蒸し暑い夏、コンビニエンスストアへ食の世界旅行に出掛けよう。
◆イタリア
コンビニの弁当を食べる年齢層が低くなっているのを受け、CUは多くの人がグローバルなメニューを味わうことができるよう、「世界のライスシリーズ」を展..
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コンビニエンスストアの弁当が進化を遂げ、わざわざ海外に行かなくても、その国の味を手軽に楽しむことができる。イタリアの正統派メニューから中国の麻辣ソースで味付けしたチキンまで。蒸し暑い夏、コンビニエンスストアへ食の世界旅行に出掛けよう。
◆イタリア
コンビニの弁当を食べる年齢層が低くなっているのを受け、CUは多くの人がグローバルなメニューを味わうことができるよう、「世界のライスシリーズ」を展開中。世界のライスシリーズとは、米を使った各国の特色あるメニューをコンビニで味わえるようにしたお手軽グルメだ。今年2月の「アメリカンライス」に続き、7月にはリゾットやスパゲッティなどイタリアの代表的メニューで構成された「イタリアンライス」が登場。リゾットはイタリア伝統の米料理で、イタリアンライスはハムと刻んだ野菜を入れていためたご飯の上にオニオンソース、チェダーチーズをたっぷりのせているのが特徴。サイドメニューとして、トマトソース味のミートボール、辛い味付けのポテトウェッジ、甘酸っぱいフジリサラダが添えられている。
ミニストップはイタリア産カンタロープメロンを使った「ソフトクリームカンタロープメロン」を発売。カンタロープメロンは濃い黄色の果肉が特徴で、一般的なメロンに比べ7倍ほどの抗酸化酵素が含まれて おり、味も通常のメロンより濃厚で甘く、欧州や北米地域でよく食べられている。
◆日本
とんかつやすしなどが入った日本式の弁当は、コンビニで常に人気の高いメニューだ。今では単なるとんかつ、すし弁当の域を越え、名店に劣らぬ味、見た目を具現した商品も登場している。GS25は今年初め、正統派ラーメン店の味を具現した「YOU USとんこつラーメン」(3900ウォン=約390円)を売り出した。発売からおよそ20日で20万個を売り上げるなど人気を集め、臭みもなくおいしいと評判だ。
セブン‐イレブンは生サーモンをしょう油だれに漬けて熟成させた「飯泥棒漬けサーモン」を発売。漬けサーモンは材料の下ごしらえ、熟成の過程を経なければならず、なかなか食べられないメニューだった。セブン‐イレブンの飯泥棒漬けサーモンは容器にたっぷり入ったサーモンと甘じょっぱいたれの味が逸品だとして人気を集めている。
CUでは、温めるだけでよい「エビ茶碗蒸し」と「明太子茶碗蒸し」の2種を発売。韓国産の卵を使用し、プリンのようになめらかでしっとりした舌触りが特徴で、エビと明太子をトッピングすることで塩気をプラスした。人参とネギを入れたことで見た目にも色合いがよく、食欲をそそる。
◆中国
ミニストップは中国料理専門店でしか味わえないような両張皮(でんぷんでできた薄い皮)をパックに詰めた「ミニ屋台両張皮」を発売。両張皮はさまざまな野菜とシーフード、そして両張皮をからしソースで和えて食べる中国料理で、一人でも負担なく楽しめるよう小パックで売り出した。もちもちした両張皮の食感、ツンとしたからしソースの味が、夏に失いがちな食欲を回復させてくれる。
ミニストップは麻辣ソースを使った骨なしチキン「麻辣チキンバー」も発売。麻辣とは中国四川省を代表する花椒と唐辛子による味付けで、ピリピリする辛さにはまった人たちがマニア層を形成。最近では食品業界でさまざまに活用されている。一般的なチキンとは異なる、麻辣特有の辛く刺激的な味で新たな味わいが逸品。また、骨なしなので食べやすい。
dizzo/朝鮮日報日本語版
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