ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用する人が増え、最近では観光地からのアクセスのよさや施設などはもちろん、SNSで自慢できるようなデザインのホテルを選ぶ人が多い。こうした消費者のトレンドに合わせ、ホテル業界も建物の外観や施設、料理一つについてもデザインを強調するようになっている。
ここ数年間にオープンした韓国国内のホテルのうち、独特な外観や施設でSNS利用者に人気の高い場所を見..
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ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用する人が増え、最近では観光地からのアクセスのよさや施設などはもちろん、SNSで自慢できるようなデザインのホテルを選ぶ人が多い。こうした消費者のトレンドに合わせ、ホテル業界も建物の外観や施設、料理一つについてもデザインを強調するようになっている。
ここ数年間にオープンした韓国国内のホテルのうち、独特な外観や施設でSNS利用者に人気の高い場所を見てみよう。
◆フォーポインツ・バイ・シェラトン・ソウル江南
今年3月にオープンしたフォーポインツ・バイ・シェラトン・ソウル江南は、ゴールドバー型の外観がオープン前から多くの関心を集めていた。夕方になって客室に明かりがともると、建物が黄金色に輝く様子を目にすることができる。ホテル内部に入ると、穏やかで一貫性のあるトーンになっており、躍動感あふれるオブジェを配置していて品があるものの、軽快な雰囲気が漂っている。特にロビーで最初に迎えてくれる大きなリンゴのオブジェは、ブラジルのデザイナーであるリサ・パッポンの作品で、セラミック製のリンゴにカラフルな模様が入っており、SNSにアップするのにもってこいだ。
また、ザ・ラウンジ&バーでは「ウイリアム・チェイス・スロー&マルベリー」を味わうことができる。スローベリーとマルベリーをベースにし、ジン自体が鮮やかな赤い色を帯びている。これに実を入れて食欲を刺激する見事なビジュアルを完成。SNSにアップしたくなるような味とビジュアルを兼ねたカクテルと言えるだろう。
◆ホテル・オラ
仁川国際空港第1ターミナルと第2ターミナルの中間に位置するホテル・オラは、独特なデザインで2016年韓国建築文化大賞本賞を受賞した。各階が交差するように設計し、単調になりがちな建物を立体的に作り上げたのが、このホテルの特徴だ。そのため、ホテルの外観を背景に写真を撮ろうとする宿泊客はもちろん、出国前日に宿泊したり、空港で遊ぶために利用する人も多い。
外観のデザインだけでなく、ホテル内部も特徴的だ。地下1階駐車場は各駐車空間ごとに遮断壁を置き、電動ブラインドを設置しているため、プライバシーを徹底して守ってくれるほか、自動チェックインシステムにより、ロビーを通らなくてもすぐに客室へ移動することができる。客室内部はガラス張りになっており、目の前に広がる滑走路を眺められる。反対側の客室からは山を望むことができ、空港の風景とは全く異なる景色を鑑賞することができる。
◆ゴールデンチューリップ・スカイベイ鏡浦ホテル
今年1月にオープンしたゴールデンチューリップ・スカイベイ鏡浦ホテルは二つのタワーがスカイブリッジでつながっている構造になっており、まるで大きな船を支えているようだ。
ホテルの外観がシンガポールのホテル「マリーナベイ・サンズ」と似ているが、実際にホテルの工事施工会社であるビルダス開発のシム・テヒョン会長は、マリーナベイ・サンズのように世界的な名所を作りたいという思いからこのホテルを開発したという。
特にこのホテルは、北朝鮮の玄松月(ヒョン・ソンウォル)三池淵管弦楽団団長をはじめ北の芸術団による事前点検団が宿泊したことで話題を集めた。位置も鏡浦台出会いの広場へと通じる中央広場にあり、目の前には鏡浦海水浴場、後ろには鏡浦湖が見える。全ての客室にテラスがあり、広々とした景色を眺めることができ、最上階にはインフィニティプールもある。
dizzo/朝鮮日報日本語版
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