映画『リトル・フォレスト』は、都会の生活に疲れた主人公ヘウォン（キム・テリ）が逃げるように故郷に戻ることからストーリーが始まる。大きなスーパーマーケット一つない田舎で、雪に覆われた畑で凍った白菜を収穫し、白菜のジョンをつくって食べたり、アカシアの花を折って揚げて食べたりしながらのんびり暮らす様子が描かれている。映画の中で童話のような風景が広がる場所として描写された農村が、まさに慶尚北道義城郡だ。..

　映画『リトル・フォレスト』は、都会の生活に疲れた主人公ヘウォン（キム・テリ）が逃げるように故郷に戻ることからストーリーが始まる。大きなスーパーマーケット一つない田舎で、雪に覆われた畑で凍った白菜を収穫し、白菜のジョンをつくって食べたり、アカシアの花を折って揚げて食べたりしながらのんびり暮らす様子が描かれている。映画の中で童話のような風景が広がる場所として描写された農村が、まさに慶尚北道義城郡だ。特にヘウォンが自転車に乗ってサンシュユの黄色い花が咲く道を通り過ぎるシーンがあるが、こうした風景は、3月末になると義城郡で目にすることができる。

　義城郡舍谷面花田里は義城邑の南東にある小さな村。五土山や飛鳳山、勒頭山に囲まれた、典型的な谷あいの村で、3月半ばになると10万本以上のサンシュユの木で咲き乱れる黄色い花、青々としたニンニク畑が壮観をなす。映画の中の雰囲気を感じてみたかったら、3月31日から4月8日まで開催される義城サンシュユ村花迎えイベントを訪れるとよい。

ピョ・テジュン記者

チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版

Copyright (c) Chosunonline.com