韓国最大の桜祭り「鎮海軍港祭」が4月1日から10日間にわたり、昌原市鎮海区一帯で開催される。
特に昌原市は、韓半島(朝鮮半島)内陸部で最も早く桜が開花する都市の一つで、インスタグラムやフェイスブックなどに桜の写真をアップしようというソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)利用者たちが真っ先に訪れる場所でもある。
今年で56回目を迎える鎮海軍港祭は3月31日夜、中原ロータリーで開催される開..
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韓国最大の桜祭り「鎮海軍港祭」が4月1日から10日間にわたり、昌原市鎮海区一帯で開催される。
特に昌原市は、韓半島(朝鮮半島)内陸部で最も早く桜が開花する都市の一つで、インスタグラムやフェイスブックなどに桜の写真をアップしようというソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)利用者たちが真っ先に訪れる場所でもある。
今年で56回目を迎える鎮海軍港祭は3月31日夜、中原ロータリーで開催される開幕イベントで華やかにスタートを告げる。4月1日からは忠武公・李舜臣(イ・スンシン)将軍の護国精神継承イベントや余佐川星明かり祭りのほか、文化公演などさまざまなイベントが企画されている。
特に、普段は一般人が見ることができない海軍士官学校をはじめ、海軍教育司令部、海軍鎮海基地司令部の内部が観光客に開放されるということで、期待感が高まっている。また、6日から8日にかけて海軍が繰り広げる鎮海軍楽儀仗フェスティバルは鎮海軍港祭ならではの特色あふれる公演で、観光客の目を引くものとみられる。
鎮海軍港祭の代表的な名所は、誰が何と言おうと余佐川だ。全長1.5キロメートルにわたる川の両脇にある桜の木は、美しさを超え、幻想的な雰囲気を演出。特に、余佐川の両側の歩道を結ぶ「ロマンス橋」は、最高の記念撮影スポットだ。祭りの期間中、この橋で桜を背景に写真を撮ろうという恋人たちを多く目にすることができる。今年は星明かり祭り、ルミナリエ、レーザーショーなどさまざまな見どころがあるので、宿泊先を確保してから夜まで楽しむのも一つの方法と言える。
慶和駅も最高の記念撮影スポットの一つだ。小さな駅に過ぎないが、美しい桜の風景で知られ、米国CNN-goによる「韓国で必ず行くべき50カ所」にも選ばれた。慶和駅の前には800メートルにわたる桜並木がある。慶和駅を列車が通り過ぎるたびに線路の上に無数の花が散る様子は壮観だ。
鎮海塔も外せない名所の一つ。鎮海塔には帝皇山モノレールに乗って行くことができ、塔の屋上からはピンク色の桜に覆われた市内を一望できる。青々とした山と海を背景に綿のようにふわふわした桜の姿は、まさに春らしい景色と言えるだろう。
そのほかにも見どころが多い。美しい夜景で知られる鎮海・束川港では4日夜8時から「マルチメディア会場花火ショー」が開催される。特に、打ち上げられた花火がそのまま海に反射する様子は、まさに幻想的な雰囲気となるだろう。また、空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」によるエアショーが7日午後に鎮海公設運動場の上空で行われる。国産のT50B型機8機編隊による高難度飛行パフォーマンスはスリル満点だ。昌原国際モーターボート・グランプリ大会も開催される。鎮海楼前に広がる海で3月31日から4月1日にかけて行われる今大会には7カ国・地域からおよそ200人の選手が出場し、K450(モーターボート)、水上オートバイの競技などを繰り広げる。
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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