人気男性アイドルグループSHINeeのメンバー、ジョンヒョンさんが、およそ1000人のファンに見送られ、この世に最後の別れを告げた。
ソウル市内の峨山病院葬儀場で21日午前9時、キリスト教式の葬儀が執り行われた。SHINeeのメンバー、ミンホが位牌を持ち、ジョンヒョンさんの姉が遺影を手にしていた。SUPER JUNIORのウニョク、イトゥク、ドンヘとSHINeeのオンユ、キー、テミンがひつぎを..
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人気男性アイドルグループSHINeeのメンバー、ジョンヒョンさんが、およそ1000人のファンに見送られ、この世に最後の別れを告げた。
ソウル市内の峨山病院葬儀場で21日午前9時、キリスト教式の葬儀が執り行われた。SHINeeのメンバー、ミンホが位牌を持ち、ジョンヒョンさんの姉が遺影を手にしていた。SUPER JUNIORのウニョク、イトゥク、ドンヘとSHINeeのオンユ、キー、テミンがひつぎを運んだ。遺族や所属事務所SMエンターテインメントの関係者、芸能界の仲間たちが後に続いた。皆うつむいて涙を流していた。遺族だけではなく、同じSMエンターテインメント所属のアーティストや関係者も皆、まさに家族同然だった。少女時代のユナとテヨンは号泣し、互いに慰め合っていた。そのほか少女時代のヒョヨン、スヨン、サニー、ユリ、SUPER JUNIORのヒチョル、シウォンらの姿も見られた。
およそ7分間にわたる讃美歌で故人を追悼した後、霊きゅう車にひつぎが積み込まれた。霊きゅう車が出ていく門が開くと、ファンの泣き声が響いた。大きな声で泣き叫ぶファンもおり、すすり泣きが止まらず手で自分の口を押さえるようなしぐさをする人もいた。口に当てた手の間から「うっうっ」という声が聞こえていた。ジョンヒョンさんを見送らなければならないファンの悲しみがどれほど大きいのか、あらためて感じられた。
気温が氷点下まで下がり厳しい寒さの中、ファンたちは故人を見送るため、早朝から葬儀場に駆け付けた。出棺式の1時間ほど前に300人ほど集まっていたファンは、霊きゅう車が出発するときにはおよそ1000人に増えていた。まだ冬休み前の中高生は来られない時間帯だった。韓国の大学生や社会人のファンをはじめ、日本などからやって来た海外のファンがほとんどだった。
ファンたちは霊きゅう車が葬儀場を出発した後も、気持ちを落ち着かせているかのように、しばらくその場にとどまっていた。一部ファンは弔花を手に、ジョンヒョンさんの葬儀が行われた会場を見て回りながら、沈んだ心をなだめていた。
出棺後のスケジュールや埋葬先は、遺族の意向に従い、公開されていない。葬儀まで、ジョンヒョンさんの殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)ではオンユ、キー、ミンホ、テミンらSHINeeのメンバーが、喪主として故人に寄り添っていた。
キム・ウング記者
edaily/朝鮮日報日本語版
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