多大浦海水浴場は釜山で最も南西にある海水浴場だ。海雲台海水浴場、広安里海水浴場などに比べ認知度は低い。しかし、今年4月20日に地下鉄1号線の延長区間である多大線(新平-多大浦海水浴場)が開通し、アクセスが大幅によくなり、あらためて注目されている。地下鉄駅を出て、100メートルほど歩けば海辺にたどり着く。海まで徒歩5分というわけだ。
昨年の夏、週末に同海水浴場を訪れたのは10万人ほどだったが、最近..
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多大浦海水浴場は釜山で最も南西にある海水浴場だ。海雲台海水浴場、広安里海水浴場などに比べ認知度は低い。しかし、今年4月20日に地下鉄1号線の延長区間である多大線(新平-多大浦海水浴場)が開通し、アクセスが大幅によくなり、あらためて注目されている。地下鉄駅を出て、100メートルほど歩けば海辺にたどり着く。海まで徒歩5分というわけだ。
昨年の夏、週末に同海水浴場を訪れたのは10万人ほどだったが、最近は20-25万人で、2倍以上増えている。海水浴場の入り口には、地面から吹き上がる噴水としては世界最大級の規模を誇り、ギネスにも登録されている音楽噴水「多大浦夢の落照噴水」がある。昼間は吹き上がる水を浴びながら水遊びをし、夜には華やかな照明と音楽がマッチした噴水ショーを楽しめる。
海水浴場の周辺には湿地や散策路、防風林などからなる広さ14万3000平方メートルほどの公園がある。5万本からなる防風林と海水浴場の間には、人工河川が流れる散策路が設置されている。釜山市沙下区は2006年から300億ウォン(約30億円)を投じ、干潟の生態系をよみがえらせてきた。そのおかげで洛東江が海に流れ込む海水浴場西側には自然と湿地が生まれ、スナガニやイワガニなどの生態系が発達。潮が引くと、干潟でマテガイなどをとることができる。また、ここは砂が堆積しており水深が浅い。小さな子どものいる家族連れにもピッタリだ。
海水浴場ではカイトボード、ジェットスキーなどを楽しむことができる。滑り台やプールからなるウオーターパーク(入場料5000-1万5000ウォン〈約500-1500円〉)もある。海水浴場からほど近い没雲台は、美しい夕日が見られることで有名で、写真家たちから人気の場所だ。
パク・チュヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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