青南台の入り口から正門まで続く全長4キロの道は、春になると新緑のトンネルになる。この道は秋には紅葉が美しく、冬には雪に覆われ、季節ごとにさまざまな景色を楽しませてくれる。
「南の青瓦台(大統領府)」という意味を持つ青南台は、かつて大統領専用の別荘地として使用されていた保養施設で、この道の奥にあり、四つの鉄柵、六つの門を経て、ようやくたどり着く。
◆「南の青瓦台」で開催される野花フェスティバル
青瓦..
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青南台の入り口から正門まで続く全長4キロの道は、春になると新緑のトンネルになる。この道は秋には紅葉が美しく、冬には雪に覆われ、季節ごとにさまざまな景色を楽しませてくれる。
「南の青瓦台(大統領府)」という意味を持つ青南台は、かつて大統領専用の別荘地として使用されていた保養施設で、この道の奥にあり、四つの鉄柵、六つの門を経て、ようやくたどり着く。
◆「南の青瓦台」で開催される野花フェスティバル
青瓦台は行政区域上、忠清北道清州市に属し、韓国の人造湖のうち3番目に大きい大清湖の湖畔にある。全斗煥(チョン・ドゥファン)政権下の1983年に建設され、大統領の別荘地として使用されてlきたが、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領就任後の2003年4月、民間人に開放された。
総面積はおよそ182万平方メートルで、歴代大統領が休暇を過ごす際に滞在した本館(別荘)をはじめ、青瓦台本館を60%規模に縮小した大統領記念館、ミニゴルフ場などがある。
青南台では、毎年春になると迎春祭が開催される。また、本館周辺やゴルフ場入り口などではハギやドクダミ、彼岸花、センノウ、ギボウシ、オキナグサ、スイカズラなど143種もの野花が観光客を迎えてくれる。
◆散策しながら現代史に思いをはせる
青南台には韓国の現代史が詰まっている。大統領記念館には、歴代大統領による在任中の活動を収めた記録画が展示されている。また、大統領体験場では大統領執務室でいすに座ったり、主要国家の首脳と会談する場面をカメラで撮影し、自分のメールアドレスに送ることもできる。記念館の周辺には、李承晩(イ・スンマン)初代大統領から李明博(イ・ミョンバク)元大統領まで、歴代大統領10人の銅像(高さ2.5メートル)も建立されている。
この別荘を利用したり、訪れたことのある歴代大統領6人の名前が付いた大統領ロードもある。1時間コースの登山道である金大中(キム・デジュン)大統領ロード、楽に散策できる盧武鉉大統領ロード、ゴルフ場の入り口から草家亭まで平坦なジョギングコースが続く金泳三(キム・ヨンサム)大統領ロードなどが代表的。展望台から正門のチケット売り場に至る登山路や本館入り口から湖畔までのリーダーシップ・ロードを散策するのもいい。
◆そのほかの写真は「ライフコリア」で...
清州=ユ・テジョン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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