慶尚南道河東郡と言えば緑茶にシジミ、モクズガニ、アユが有名だ。
蟾津江が流れる花開面、岳陽面一帯で栽培される河東緑茶は、かすかな香りと味が抜群。三国時代から高麗時代に至るまで王に献上された「王の緑茶」として広く知られている。2015年にはおよそ1900の農家が約1000ヘクタールの茶畑で緑茶1970トン余りを生産した。花開面には韓国で初めてお茶が植えられ栽培された場所があり、その近くには樹齢10..
続き読む
慶尚南道河東郡と言えば緑茶にシジミ、モクズガニ、アユが有名だ。
蟾津江が流れる花開面、岳陽面一帯で栽培される河東緑茶は、かすかな香りと味が抜群。三国時代から高麗時代に至るまで王に献上された「王の緑茶」として広く知られている。2015年にはおよそ1900の農家が約1000ヘクタールの茶畑で緑茶1970トン余りを生産した。花開面には韓国で初めてお茶が植えられ栽培された場所があり、その近くには樹齢1000年ほどの、韓国最古のお茶の木がある。河東では毎年5月になると、河東野生茶文化祭りが開催される。河東郡では、世界重要農業遺産システムへの認定を目指しているという。
また、河東のシジミはさほど大きくないが、海水と淡水が交わる蟾津江で育ち、独特の風味がある。スープにしても、和え物にしても美味しい。シジミはカルシウム、リン、鉄、ビタミンB、アミノ酸など栄養豊富で肝臓にいいほか、コレステロール値を下げる効果があることで知られている。
一方、蟾津江のモクズガニは淡泊で、しょう油漬けや鍋料理が有名だ。きれいな水でしか生きられないアユは蟾津江と海を行き来し、臭みがなく、刺し身にして食べられるほか、焼いたりメウンタン(魚のあらでだしをとった辛い鍋料理)にしてもよい。
河東=クォン・ギョンフン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com