雨が降ると思い浮かぶメニューといえば、何といってもネギチヂミとマッコリ(韓国伝統の濁り酒)だ。これには、雨音とチヂミを焼く音は周波数が同じだから、という説もある。
ソウル市江南区新沙洞のプチムゲソウルは、雨の日にテラス席で食べるチヂミの味が逸品。ワケギ、エビ、イカ、アサリなどが入った海鮮チヂミ(2万2000ウォン=約2200円)にはムール貝のスープ(2万5000ウォン=約2500円)がピッタリ..
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雨が降ると思い浮かぶメニューといえば、何といってもネギチヂミとマッコリ(韓国伝統の濁り酒)だ。これには、雨音とチヂミを焼く音は周波数が同じだから、という説もある。
ソウル市江南区新沙洞のプチムゲソウルは、雨の日にテラス席で食べるチヂミの味が逸品。ワケギ、エビ、イカ、アサリなどが入った海鮮チヂミ(2万2000ウォン=約2200円)にはムール貝のスープ(2万5000ウォン=約2500円)がピッタリだ。
江南区清潭洞の複合外食空間SMTソウルでは、緑豆チヂミ(7000ウォン=約700円)を味わえる。白米マッコリ(2万5000ウォン)を合わせるのがオススメだ。
熱々のスープ料理との相性もいい。カルグクス(韓国式うどん)とチヂミを一緒に食べたかったら、江南区ノンヒョン洞の漢城カルグクスがオススメだ。カルグクス(8000ウォン=約800円)とエビチヂミが人気メニュー。ギャラリア百貨店向かいにある新沙洞のギョーザ店は、すっきりしたスープにギョーザが入った北朝鮮式ギョーザスープ(1万ウォン=約1000円)がおいしい。ピリ辛の味付けだ。ギョーザ鍋(5万5000ウォン=約5500円)が有名だが、高額なだけあってゆで肉がたっぷり入っている。
また、コチュジャンチゲ(唐辛子みそ鍋)も外せない。フードスタイリストのキム・サンヨンさんは「雨が降ると、西橋洞の居酒屋『笑いに』のコチュジャンチゲ(1万5000ウォン=約1500円)を思い出す。注文を受けてから煮込み始めるので20分ほどかかるが、大ぶりの肉、唐辛子みそなどの調味料が調和をなし、甘みが感じられる」と語った。料理ブロガーのレイニーさんは、江南区新沙洞にあるラノテの海鮮蒸し(3万3000ウォン=約3300円)を勧める。「大ぶりのハマグリ、ホタテ、アサリ、エビ、タラコなどとトマトソースが絡まり、雨が降ると思い浮かぶ。シャンパン、エールビールにもよく合う」
料理研究家のパク・ヨンギョンさんは、京畿道城南市盆唐区ソヒョン洞の李家酒房を推薦する。昼間からお酒を提供している同店のオススメメニューと言えば、冷やしおでんスープ(2万5000ウォン)。氷を浮かべた器に練り物、そば、新鮮なベビーリーフが入っている。「ここは雨の日に友人とよく訪れる店で、軒下に雨が落ちる様子を眺めながら酒を楽しむことができる」
イ・スヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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