往年のスターたちがお茶の間で苦杯をなめている。
女優コ・ソヨンがおよそ10年ぶりに出演しているドラマ『完璧な妻』(KBS第2)は、同時間帯放送のドラマのうち最下位でスタート。第1話の全国視聴率は3.9%に過ぎなかった(ニールセン・コリア調べ)。同時間帯放送のドラマで先日終了した『花郎』(KBS第2)の最終回(7.9%)に比べ4ポイント低い。久しぶりのドラマ出演となったコ・ソヨンとしては、プライ..
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往年のスターたちがお茶の間で苦杯をなめている。
女優コ・ソヨンがおよそ10年ぶりに出演しているドラマ『完璧な妻』(KBS第2)は、同時間帯放送のドラマのうち最下位でスタート。第1話の全国視聴率は3.9%に過ぎなかった(ニールセン・コリア調べ)。同時間帯放送のドラマで先日終了した『花郎』(KBS第2)の最終回(7.9%)に比べ4ポイント低い。久しぶりのドラマ出演となったコ・ソヨンとしては、プライドが傷ついたと言えるだろう。
屈辱を味わったスターはほかにもいる。ドラマ『師任堂 色の日記』(SBS)に出演中の女優イ・ヨンエだ。イ・ヨンエは『宮廷女官チャングムの誓い』(MBC)以降、十数年ぶりのドラマ出演となったが、成績が振るわない。第1話では視聴率15.6%を記録したものの、第10話くらいまで進むと、2けたの視聴率を維持するのがやっとの状態だ。2月15日放送分では9.7%までダウンした。
『完璧な妻』は視聴率20%を超える『被告人』(SBS)に、『師任堂 色の日記』は『キム課長』(KBS第2)の話題性に押されてしまった。どちらも事前制作ドラマだったのにもかかわらず、再編集を決めるなど攻めの姿勢を見せたが、落ち込んだ雰囲気を変えるのは容易ではない。
往年のトップスターの復帰がもたらす波及効果を期待していた完璧な妻』と『師任堂 色の日記』側としては戸惑いを隠せない様子だ。スポットライトは強力なのに、ドラマの視聴率にそれが結びついていない。これは、関係者たちも予想できなかったことだ。
コ・ソヨンとイ・ヨンエは1990年代に大人気を集めたが、結婚および出産で活動を休んでいた。CM出演などを除けば、視聴者の前に姿を見せることはほとんどなかった。一部では「結局、空白の期間が足かせになったのではないか」と残念がる声が聞こえている。
イ・ジョンヒョン記者
edaily/朝鮮日報日本語版
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